三菱電機で5人労災認定 14~17年、うち2人過労自殺

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35808580X20C18A9CC0000/

 

三菱電機で2014~17年に男性社員5人が長時間労働などを原因とした精神障害や、

脳疾患を発症して労災認定され、うち2人が自殺していたことが分かった。

5人は20~40代で、いずれも研究やシステム開発に従事していた。

 

三菱電機は約1万人に裁量労働制を適用していたが、2018年3月に廃止。

働いた時間に基づいて残業代を受け取る仕組みに変更した。

 

 

三菱電機、社名公表恐れ裁量制全廃か 厚労省の調査受け

https://www.asahi.com/articles/ASL9W5J65L9WULFA01Q.html

 

裁量労働制を適用された社員が相次いで労災認定されていた三菱電機が、

裁量労働制を廃止する3カ月前に厚生労働省の立ち入り調査を受けていた。

これは、違法な長時間労働や過労死が複数発生した企業の社名を公表する仕組みの中で、企業名を公表する一歩手前の段階の調査だった。

 

 

 

「財閥系で由緒正しい三菱電機」 ですら、こんな感じなのです。

  ①安くコキ使えるから、裁量労働制で死ぬほど働かせた。

  ②何人も犠牲者が出たけど、社内では全く問題にならなかった。

  ③厚生労働省が調査に入って社名を公表するというので、仕方がなく裁量労働制を廃止。

 

日本企業は、研究開発できる優秀な社員を、過労死に追い込んでも平気なんです。

社員=経営資源 という考えではなく、社員=手下・奴隷 と考えているのです。

 


 

裁量労働制ではなく、「日本の組織風土」 が本当の問題なのです。

責任者が責任を取らず、全てのシワ寄せが下に行く社会システムなのです。

 

例えば、過労死が起こっても、誰も責任は取りません。 

社内でも公表すらされません・・・・つまり、殆どの場合は、闇に葬られるのです。

なぜなら、過労死はよくある事で、風邪と同じく 本人の責任 とされているのです。

むしろ、遺族対策が上手くいくと、上司が危機管理能力を評価されて出世する事もあります!

 

 

 

何度も書いているけど、日本は異常に過労死が多く、途上国より酷い国です。

私は日本人として 「なんとかマトモな国になってほしい!」 とずっと願っていました。

しかし、改善するどころか、どんどん酷くなっています・・・・・  

 

最近は、「経営陣の私財を没収し、遺族に配るべきだ」 と考えるようになりました。

日本の病は深刻なので、それくらいやらないと変わらないでしょう。   (゚д゚)、ペッ