スプリントとTモバイルが合併 主導権はドイツテレコムへ 

http://markethack.net/archives/52076194.html

 

孫さんはスプリントを成長させたかったが、Tモバイルに勝てず諦めたのでしょう。

孫さんは、ヤフーBBやソフトバンクモバイルで成功した体験があったので、

「スプリントの再建もできる」 と思ったのでしょう。

 

しかし、孫さんの経営手腕は米国では通じなかったのです。

2年毎に社長を変えて今は3人目ですが、黒字化の目処は立っていません。

毎年借金が増えて、莫大な額になっています。

さらに、5G化するために巨額の追加投資が必要になります。

 

 

 

ソフトバンクの孫社長、米スプリント「営業利益の成長エンジンへ」 

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL06I0U_W7A101C1000000/

 

孫さんは 「スプリントは営業利益の成長エンジンになる」 と言っていましたが、

行動を見れば、「経営権を手放したがっている」 のは明白でした。

孫さんは、スプリントに見切りをつけ 「これ以上のカネを入れたくなかった」 

実際、この数年は追加投資をしていません。 

 

「スプリントをなんとか合併させたい」 と思っていたので、

トランプが当選すると、電光石火で会談し、合併の根回しをしました。

 

 

 

経営を失うことは、一見失敗に見えるかもしれないが、

5年前にスプリントに投資した資金を増やしているので、むしろ成功と言えるでしょう。
さらに、競合4社が3社に減るし、安売りの2社が価格競争しなくて済むメリットは大きい。

 

今後の合併会社の経営は、絶好調のTモバイル経営陣に任せれば良いんです。

Tモバイルの経営者が凄腕なので、そいつに経営させたほうが合理的なんです。

 

この買収は米連邦通信委員会の審査が必要で、今回もご破算になるリスクもありますが、

今後、孫さんはバフェットのような投資家を目指すようです。

 

ヤフーや、アリババなどへの先行投資を見ても解るけど、

孫さんは、経営者よりも 「投資家としての能力」 が高いのです。