ＩＳＭ非製造業総合指数　景気減速浮き彫りに

米8月ＩＳＭ非製造業総合指数6年半低水準、景気減速浮き彫りに

ＩＳＭ非製造業景況指数（総合）　チャート

８月のＩＳＭ非製造業総合指数は、市場予想の５５．０を大きく下回り５１．４だった。

２０１０年２月以来およそ６年半ぶりの低水準となった。　生産や受注の落ち込みが響いた。

前月比の下落幅は金融危機で混乱していた２００８年１１月以来の大きさだった。

公益、不動産、金融・保険、ヘルスケア・ソーシャルアシスタンス、情報・プロフェッショナルなど１１業種は拡大。　輸送、倉庫、卸売りなど７業種は縮小した。

「新規受注」が前の月から８．９ポイントの大幅な低下となったほか、

「新規輸出」なども大きく下げ。　在庫は１７カ月ぶりに縮小した。

フォードも警告だしたけど、今年だけでなく来年も販売が落ち続ける事を企業が悟り始めた。

だから、急激に注文を減らし、在庫を減らし始めたんだろう。

要するに、企業経営者はリーマンショックの時の惨状を思い出して、リセッションに備え始めた。

おそらく、その判断は正しいと思う。