前回、突然現れた姿を見せない鬼が
母不在時に電話で衝撃的な要求をしてきた話
立て続けにバカそうな若い鬼が口にしたこと。
それは
「あのさー、あんたのお父さんの子ども堕したんだよねー。だからさ、慰謝料払ってくれない?ってお母さんに言っといて!!!ほんといつ別れてくれんの??」
「。。。。。え?」
「まっ!そういうことだからぁぁ!!」
ガチャン!!!
プーッ プーッ プーッ
あまりにも突然、見ず知らずの得体の知れないバカそうな女が、子どもでは理解できないような質と量の言葉をマシンガントークで乱射してきた。
当然、兄は返す言葉もなかった。
一体なにが起こったのか。
あまりにも衝撃的すぎる話。
2人で顔を見合わせてポカーン。。。
鬼は自分の思い通りの要求をしただけでなく
大きな爪痕とダメージを家族に残していった。
私は当時この話の半分くらいしか理解していなかったように思う。
だが、受話器を取り、鬼と直接話をした兄はその後もこの話の影響を大きく受けることとなった。
1番信頼していた存在の父が第1の鬼だった。
その父が引き寄せたのが不倫相手という第2の鬼であったのだ。