音譜初めてお越しくださった方へ

まずはご挨拶⇒[はじめまして♪]

 

 

こんばんは。

滋賀県守山市・草津市のピアノ教室

『音の広場 Felice (フェリーチェ)』です。

 

数あるブログの中、ご訪問くださり

どうもありがとうございます。

ご縁に感謝致します♪

 

 

前回のブログで
今年の発表会では
希望する生徒さんに
ウクライナのメロディーを
弾いてもらうことで

ウクライナへ
寄り添う気持ちを
表現しよう
と考えていることを
記しました。

一方で
生徒さんの中には
チャイコフスキーなど
ロシアの作曲家の作品を
弾きたい子もいます。

保護者様が
「今の情勢で
ロシアの曲を弾いても
いいんでしょうか…」
と心配されたので

チャイコフスキーは
ロシア革命(20世紀初頭)
よりも前に
活躍した作曲家で

今のロシアの元となる
ソビエト連邦の時代とは
関係がないこと

彼のルーツは
ウクライナにあって

交響曲の『小ロシア』
という作品には
ウクライナの民謡が
使われているそうですよ
とお伝えしました。

(小ロシアというのは
当時のウクライナ地方の
呼称だそうで
侮蔑的なニュアンスを
帯びているのため
今日この呼び名は
タブーだそうです)

今年の発表会で
ロシアの作曲家の作品を
避けることは
考えていません。

近代19世紀の作曲家
チャイコフスキーや
グリンカの作品を
弾いてくれる
生徒さんもおられます。

ただ
さすがに今年は
20世紀ソ連時代の
作曲家の作品を
弾きたい!
という生徒さんは
おられませんでした。

生徒さんや保護者様には
こんな風に
伝えてあります。
↓↓↓


ロシアは
旧ソビエト時代に
スポーツと同じように

クラシック音楽も
国威発揚として
利用してきました。

自由な表現・創作が
できないことに
恐れを抱き
亡命した
音楽家もいます。

ソビエトに留まった
作曲家達は
反発すると
粛清されてしまうので

国の方針に従って
作曲せざるを
得ませんでした。

でも
政治に対して
批判する気持ちを
気づかれないように
作品の中へ込めて
作曲していたそうです。

音楽というのは
基本的には
競うものではないので

音楽家は
権力には反発し
平和を願う人が多いですよ。

~~~~~

20世紀前半に
2回も大きな
世界中を巻き込む
悲惨な戦いが
繰り広げられ

その悲劇の末に
ようやく
我々人類は
人権を考えたり
平和を希求する
 

それこそ

現代にふさわしい
考え方というものを

得たのではないでしょうか。

国土を広げるため
資源を獲得するための
侵略行為
武力行為
植民地化
少数民族を虐げること
などなど

これらを
非人道的なことと
捉えるようになった
現代において

今回のロシアの動きは
時代錯誤も甚だしいなぁと
思ってしまいます。

しかし
日本で生活しておられる
ロシア出身の方々へ
批判や憤りを
ぶつけるのは
違うと思いますし

表現することや
情報自体が
制限されている
国家とは違って

言論表現の自由が
保証されている
私達だからこそ

むやみやたらと
ロシアの文化を
排除することは
しないでおきたいですね。

 

 

生徒のみなさんが

旧ソビエト連邦時代の

作曲家の作品を

弾きたい!と思えるような

平和な世の中が

早くおとずれることを

切に願います。

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました♪