音譜初めてお越しくださった方へ

まずはご挨拶⇒[はじめまして♪]

 

 

こんばんは。

滋賀県守山市・草津市のピアノ教室

『音の広場 Felice (フェリーチェ)』です。

 

数あるブログの中、ご訪問くださり

どうもありがとうございます。

ご縁に感謝致します♪

 

 

昨日のブログを

読んでくれた
指導者仲間が

写真に気づいて
「今年は発表会で
ウクライナの曲を弾く
生徒さんがいるの?」
と連絡をくれました。

そうなんです。
発表会への参加を
希望しておられる
生徒さんの半数が
ウクライナに関する作品を
演奏してくれます。


ゴールデンウィーク中に
『今こそ平和の響きを〜
ウクライナ侵攻
 芸術家たちの闘い〜』
というテレビ番組を
見ました。

 


日本のオーケストラが
ロシア人作曲家の作品を
演奏することに
迷いながらも
演奏されたこと

第一線で活躍されている
ロシア人の音楽家の多くが
反戦の声を上げていること

そういう人達を
演奏のステージからの
締め出しをしないでおこう
という署名活動が
行われていること

ロシアのピアニストが
警察に囲まれた中
ウクライナの曲を弾いて
お客さん達が
拍手喝采だった様子

ベルリンへ避難された
ウクライナ人作曲家の
シルヴェストロフさんが
番組のため
演奏してくださったり

ウクライナのために
ベートーヴェンの『運命』を
ドイツ・ミュンヒェンの
3つの交響楽団が一緒に
演奏したり

(うろ覚えなので
内容が違っていたら
申し訳ありません)

番組を見て
音楽(芸術)には
国境がないし
音楽で
平和を願う気持ちを
表すことができる
と感じました。

そこで
音の広場Feliceの発表会で
ウクライナのメロディーや
ウクライナ人作曲家の作品を
演奏するのはどうかな
と思いつき

保護者の皆様に
下記のように
連絡してみました。
↓↓↓

さて本日は
発表会の選曲につきまして
ご相談です。
 
生徒さんに
発表会の曲をご紹介し
選んでいただくため
生徒さんお一人お一人に
適切な候補曲を
探しているのですが

今年は
ウクライナのメロディーや
ウクライナの作曲家の作品を
演奏できないものか…
と思いつきました。
 
現在ウクライナでは
大変なことが
起こっていて
小さな生徒さんからも
ウクライナの人々を
心配する声が
あがっています。
 
ウクライナの人々に
何か手を差しのべることは
できないものか…
と思っていても

実際に
行動へと移すことは
なかなか難しいですよね。
 
ですが
発表会のときに
ウクライナのメロディーを
演奏することで
ウクライナへ
思いを馳せたり
寄り添う気持ちを
持つことは
できるのではないか…
と思います。
 
そこで
「ウクライナの曲を
弾いてもいいよ♪」
という生徒さんが
おられるか?


保護者の皆様
お子さんに
お尋ねいただけますでしょうか。
 
ウクライナのメロディーは
悲しげなものが多く
また幼いお子さん達は
短調のメロディの良さに
共感できない
かもしれませんが

短調の曲に
興味を持ってくださる
生徒さんがおられたら
うれしく思います。

もちろん
保護者さまの中で
ゼレンスキー大統領の
政治手腕に対して
疑問をお持ちの方
彼の言動が
お嫌いな方も
おられるかもしれません。
 
今回の提案は
政治的活動では
ありませんし
ましてや
強制ではありません。
 
ご理解くださいますよう
お願いします。
 
この休み中に
ウクライナ作品の
楽譜を探しましたが
そうたくさん
あるわけではありません。
 
もし
「弾いてもいいよ!」
という生徒さんが
たくさんおられた場合は
作品のレベルに合う
生徒さんへ
お願いすると思います。
 
どうぞよろしくお願いします。

~~~~~

思いがけず
「弾くよ!」という
生徒さんが多く

追加で
ウクライナの曲を
探さねばならなかったり
うれしい悲鳴をあげる
ことになりました。

もちろん
みんながみんな
「弾きたい」と
言ったわけではなく

「悲しいメロディーは
ちょっと…」

「毎朝ニュースで
ウクライナのことを見て
心を痛めていて
ウクライナの曲を弾くと
余計につらくなる」

「好きな曲を弾きたいから
提案には参加しません」

もちろん
このような声も
ありました。

しかし
ウクライナの曲を
演奏してみませんか?

というアイディアに

参加しない生徒さんの
保護者様からも
「子供は参加しませんが
素晴らしい企画ですね」
と賛同する意思を
伝えてくださる方が
ほとんどで
ありがたく思いました。

もちろん
ウクライナの曲を
演奏することを
強制している
わけではないので
こんなふうに

お返事しました。
↓↓↓

ただでさえコロナで
お子さん達も
ストレスが
たまっておられる中
悲しい感じの
メロディーを
弾くことを
つらいと感じる
お子さんが
いらっしゃるのも
もっともなことです。
 
明るい曲がいい
生徒さんは
そうしましょうね。
 
年に1回のステージ
生徒さん
お一人お一人が
主役です。

もちろん
自分が弾きたい曲を
演奏して
輝きましょう。

ウクライナに
心を寄せたり
コロナウイルスを
吹き飛ばすような
いろんな作品を
生徒のみなさんが
演奏できるように

私も選曲作業を
がんばります!

~~~~~

ゴールデンウィーク後
生徒さん達に
「すごく悲しい
メロディーだから
気乗りしなかったら
やめてもいいからね」
と前置きして

ウクライナのメロディーを
聴いてもらいました。

こちらで
ウクライナ民謡を
聴くことができます。
↓↓↓

 

 

 

 

あまりにも
つらさに耐えるような
悲しいメロディーに
「やっぱりやめとく」
となった
生徒さんもおられます。

たまたま
レッスンで
ポーランド民謡の
『森のポルカ』を
取り組んでいた
生徒さんがおられ

 

保護者様が
「ウクライナと
ポーランドは
お隣の国なのに
メロディーが
全然違うんですね。
歴史的背景が
そうさせているんでしょうか…
とても興味深かったです!」
と言ってくださったり。

こちらで
ポーランド民謡を
聴くことができます
↓↓↓

 

 


実際に演奏する、しない
に関係なく
ウクライナの
メロディーを
聴くことで
ウクライナの
歴史や文化に触れる。

こういうことが
大事なのではないか…
と思っています。

世の中では
ウクライナの
日本への姿勢に
批判的な声も
あるようですが

ウクライナから見ると
極東のウラジオストクより
もっと東の果ての
日本のことを
ウクライナの人達が
知らないように

日本人のどれほどの人が
ウクライナのことを
知っているのでしょう?

ウクライナのことに限らず
相手のことを
良くも知らないのに
相手を批判するのは
ナンセンスでは
ないでしょうか。

相手について
知ろうとすること

この姿勢が
平和を育む第一歩かな
と思っています。

音楽は
作品の土台や背景に
歴史や文化、宗教
があります。

生徒さん達には
音楽を通して
世界の歴史や文化、宗教
様々なことに
興味を持ってもらえるよう
レッスンすることを
常に意識しています。

生徒さん達には
広い視野を持った人間に
育ってもらいたい
と願っています。

もちろん
政治的意図は
全くありません。

ただ…
民族や地域や国が
文化や宗教などを
生み出して

その人達の
アイデンティティーに
なっているのは
素晴らしいことの
はずなのに

それが原因で
争いが起こってしまうのは
とても残念なことです。

いろんな人がいて
いろんな考え方は
あるのだけれど

同じ人間なんだから
共存共栄していくこと
物事は地球レベルで
人類全体のこととして
考えてほしい。

お互いに協力しあって
より良い方向へ
向かっていけたらいいのに…
 

絵空事だと言われても
そう願ってやみません。

 

※ちなみに私は

共産主義者でも
社会主義者でも
ありません。

一日も早く
戦いが終結して
皆が心穏やかに
過ごせるように
なりますように。

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました♪