初めてお越しくださった方へ
こんばんは。
音の広場~Felice~(フェリーチェ)
Otohitoです。
数あるブログの中
ご訪問くださり
どうもありがとうございます。
ご縁に感謝致します
記事をお読みくださる方
いいね!を押してくださる方
感謝の気持ちでいっぱいです
夏休みに入っても
のんびりできるのは
小さなお子さん達だけ。
中学生・高校生は遅くまで
部活動に励んでおられます。
夏の大会があるので
遅くまで練習されているようです。
今日は、教室からの帰りに
駅ですれ違いざま
高校生くらいの男の子から
「もしかしてOtohito先生?」
と声をかけられました。
う~ん誰だろう?
と考えていると
「△△教室で習っていた○です」
えええ~~~っ
びっくりしてしまいました。
○くん、おぼえていますとも
音楽教室に勤めていた頃
産休の先生の代わりに
一時期担当させていただきました。
当時、夏休みの最中でした。
産休の先生から、
○くんを引き継いだのですが
その際に、○くんのお母様から
お電話をいただきました。
「Otohito先生、あの子は
主人に無理矢理習わされ
嫌々やっているので
家でも全然練習しません。
前の先生には
言いづらかったのですが
辞めさせようと思ってます」
とのこと。
○くんの場合
ピアノだけの問題ではないかも…
とアンテナにひっかかったので
「練習されていないのは
ピアノだけですか?
夏休みの宿題は
できておられますか?
お手数ですが
ご確認いただけないでしょうか」
とお返事しました。
すると
数日後お母様からお電話が。
「先生、宿題全然やってませんでした。
あの子なにしてるんや」
やはり○くん
ピアノだけの問題ではない…
という予測は当たっていました。
「わからないと、すぐに『嫌~』って
放りだしてしまう傾向に
なっておられるなら
これから学校の勉強も
難しくなっていきますし
学校の勉強についていくのが
大変になりますよ。
ピアノのように
成績がつかないお稽古ごとで
頑張ることを身につけられた方が
よろしいのではないでしょうか。
○くんとお話しして
もしわからないことがあれば
フォローしていきますので
夏休みの間で結構です。
少し様子をみることにしませんか」
とお母様には申し上げ、
レッスンの時に
○くんとお話しすることにしました。
私) 「○くんはピアノ嫌い?」
○くん) 「ううん。音楽は好きやし
ホンマはピアノも嫌いやないねん。
でも音符読めへんし
わからんしイヤやねん」
実は、産休の先生から
引き継いだ生徒さんは、
全員読譜に問題があり、
○くんだけでなく
他の生徒さんも
音符を読むことを嫌がっていました。
そこで
「○くん、夏休みの間
先生と一緒に音符の読み方を
一回おさらいしてみない?
わからないことがあれば
なんでも先生に聞いてくれていいし
○くんがわかるようになるまで
先生、丁寧に説明するよ。
○くんは、音楽は好きなんでしょ。
好きなことで
『わからへんし、や~めた』って
すぐにあきらめてたら、
学校の勉強はどうするの。
これからどんどん難しくなるよ。
わからないまま放っておいたら
どんどん勉強イヤになるよ。
音楽が好きなら
まずはピアノで頑張れるように
なった方がいいんと違う?」
とお話ししました。
五線のしくみや大譜表
ト音記号やヘ音記号など
一からおさらいして
楽譜を読むことに対し
前向きになった状態で
前の先生に戻っていただきました。
約10年ぶりに会った○くんは
「先生に教えてもらったから
楽譜が読めるようになったし
あきらめず頑張ってよかった
と思ってんねん。
勉強も落ちこぼれんですんだわ。
ありがとうな」
と言ってくださいました。
なんと○くん
進学校に通っておられるのです
部活で忙しいけれど
ピアノのお稽古は
続けておられるそうです。
いい気分転換になるそうで
毎朝学校に行く前に
ピアノを弾いておられるのだとか。
なんともうれしいことです
今日は、○くんと再会して
ピアノのお稽古は
・根気強くなる
・諦めない姿勢が身につく
・試行錯誤できるようになる
・コツコツ積み重ねる力がつく
・努力できるようになる
・物事への理解力が高まる
・頭(心)を整理する力がつく
・集中力が持続できるようになる
などなど
ピアノを弾くことだけにとどまらず
心をはぐくみ
生きていくために大切な力をつけ
もちろん学業にもプラスに働くことを
再確認することができました。
○くん、どうぞこれからも
ピアノを楽しんでね
最後までお読みくださり
どうもありがとうございました。