こんにちは。
音の広場~Felice~(フェリーチェ)
Otohitoです。
このような辺境ブログを訪れ、
記事をお読みくださり、
本当にありがとうございます
実は、先週のレッスンで印象的だったことが、
もう一つありました。
尊敬しているりんご♪さん
の
記事とシンクロするところがあり、
りんご♪さんの記事を拝読し、
「おお~っ」となっていたものの、
シンクロする記事を載せるのは、
いささか露骨かなぁ…と
しばらく記事を寝かせようかな…と思いながら、
りんご♪さんにお伺いしてみたところ…
「後日と言わず、本当、内容がホットなうちに
ぜひ書いて下さい♪」
と、快くお返事くださいましたので、
お言葉に甘え、記事にすることにします。
りんご♪さん、ありがとうございます
ある生徒さんのレッスンの
終わりぎわの出来事でした。
次回レッスンする時の予習として、
新しい部分を、
生徒さんに初見で弾いてもらいました。
止まらず、間違えずに弾けましたが、
少し不安定で、よろめきながら・・・
という様子でした。
まずは、
・止まらなかったこと
・音やリズム、フレーズを正しくできたこと
を「よかったよ」と褒めて
「そうねぇ…悪くはないんだけど
テンポが、ほぼ仕上げの速さと、
速かったことで、
不安定に聴こえてしまったね。
もう少しだけゆっくり弾いた方が、
安定感のある、きちんとした
演奏に聴こえるはずだよ。
新しい部分を弾く時は、
頭で理解したことを、指に伝える回路が、
まだ細くて、できあがっていないから、
仕上げのようなテンポで弾こうとすると、
指が、頭からの指令に追いつかなくて、
よろけやすくなっちゃうのね。
例えば、
細い血管に、勢いよくドバ~っと、
血液が流れたら、アブナイでしょ。
血管が破けちゃうかもしれない。
もう少しテンポを落としたら、
きちんと正確に、なおかつ安定感を持って
弾くことができるはずだよ」
とアドバイスしていたところに、
次の生徒さんが、教室に入ってこられました。
実は、次の生徒さんも、
初見や譜読みの時に、テンポが速く、
止まったり、不安定になりがちです。
そこで、お二人にむかって、
「初見や譜読みって、おおまかに
・ゆっくり弾くタイプと、
・速めのテンポで弾こうとするタイプに
分かれるんだよね。
ゆっくり弾くタイプの人は、
間違えずに弾こうとする気持ちが強い、
慎重派さんなんだろうね。
あなた達は、速く弾くタイプよね。
というか、速くなっちゃうタイプだね
(ここで二人とも苦笑)
これは、
あなた達が、曲のイメージを掴んでいて、
なるべくそのイメージに近づけたい、
音楽的に弾きたいから、
自分が安全に弾ける速さより、
速くなってしまうんだろうね。
『止まらない』『間違えない』より、
『音楽性』を重視するタイプなわけだ。
もうこれは、それぞれ個性みたいなもんだね。
どちらが『いい』『悪い』なんて言わないよ。
でも、おうちで練習する時は、
まず先に、間違いやすいところを、
きちんと部分練習して、
通して弾く時は、ゆっくりのテンポで、
よろけないで、しっかりした足どりで
止まらず弾けるようにする。
ゆっくりの速さだから、
あなた達のレベルなら
もちろん音楽的なことも、
きちんと表現した上で、
止まらず弾ききるんだよ。
速いテンポで、不安定なまま、
むやみに練習を繰り返しても、
不安定なままで、いつまでたっても
安定はしないからね
この方が、
早く両手でスラスラ弾けるようになるよ」
とお話ししました。
(今週は、二人ともアドバイスどおりに
練習してきてくれました)
長くなってしまったので、まずはここまで。
つ~づ~くっ
(大河ドラマ『おんな城主 直虎』
ナレーション中村梅雀さんチックに)
最後までお読みくださり、
どうもありがとうございました。
今日もすこやかな一日となりますように