おはようございます。音響芸術専門学校です。

先日2年生のミュージカル&ステージスタッフ科の授業を覗いてきましたサーチ

 

 

台本を読みいくつかの候補からBGMを決めて、オペレートを行うというもので、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の一部を台本とし、台本を読む役と音響オペレートを順に交代して行っていました。
 


 

もちろんBGMを決めるだけでなく、音の大きさ(レベル)や、音楽をフェードアウトさせる際に音が消えるまでにかける時間なども自分たちで考えていました。

上部に書き込んである線は音のレベルの変化を表しています。
 

ミュージカル&ステージスタッフ科の学生たちが学ぶ「舞台音響」という授業。学科名や授業名からも分かる通り学生たちは今回「演劇で使える音の扱い方」を学んでいます。

ひとくちに「音量を少しずつ絞っていく」といっても5秒かけて無音になるのと20秒たっぷりかけて無音にするのでは、観ているお客様に与える印象は全く変わります。
 

石丸先生は「まだ世界に入り込めていないお客様を、舞台の世界に没入させるのが音響の仕事。」と音楽を流し、たっぷり時間をかけてフェードアウトさせていきました。

学生もじっと耳を傾けて聞き入っていて、「これが舞台の世界に連れていく音の出し方なのか」と感動いたしましたおねがい

また、人によっても選ぶBGMが違うのも見どころでしたキョロキョロ

もの悲しい感じだったり、情熱的だったり、音楽によって全く違う物語に見えるなど学びの多い時間となりました音譜

 

皆さんも小説を読んだりして「私ならこの場面でこの楽曲を流したい!」「ここはたっぷり時間をかけて音楽を聴かせたい!」など妄想オペレートをしてみても楽しいかもですよ照れ