格闘技の特番が無くなってからここ十年位は大晦日は紅白歌合戦を観ています。

前回の視聴率は良くなかったようだが昨年に引き続き司会の橋本環奈は観ていて気持ちが良かった。自然に楽しそうに進行する姿が印象的でしたが司会が目当てで視聴する訳ではない。橋本環奈に司会と歌手での二刀流で出演させて大谷翔平選手と中継で会話させるくらいの演出が出ても良かったのに。

昨年に限らずここ数年紅白を観ていて感じるのは演出が制作側目線で作られていて、これでもかと派手な演出で魅せてくれるのですが、視聴者を驚かせるようなエネルギーを感じないのです。YOASOBIの「アイドル」の演出は良かったんですが、橋本環奈が歌うならそこではないでしょうとも思いました。

 前回のブログで架空のオープニングのシュミレーションを描いたのはまさしく紅白歌合戦の事だったのですが、僕の言いたかった事は出場歌手の魅力の伝え方をもっと工夫した方がいいんじゃないかなということですね。今は出演歌手の選考基準もないようなものですから全て当日の出番までシークレットでいいんじゃないですかね。大胆なチャレンジをして欲しいですね、毎年やり直しが出来る番組なのですから。

 

 僕はテレビ、新聞、Webの3つとも利用します。それぞれ共有利用する事で情報精度が良くなると思っています。テレビは旬な話題を拾う機会になり、新聞は様々な社会問題を考えるきっかけになり、Webは様々な事例を掘り下げる情報量がある。テレビ、新聞、Webという三つ巴は僕の大切な情報源なのです。

 

 若い世代はテレビを観なくなっているようです。僕は年少期はテレビが楽しみで毎日生活しているようなテレビっ子でしたが青年期には趣味の音楽に時間を掛けていましたしテレビではなく映画鑑賞を優先していた時期もあります。それは自身の伸びしろを伸ばす貴重な時間でもありました。

同時期の現代の若い世代はどうなのでしょうか、テレビを観ない代わりがスマホばかりでは様々なリスクがあるという事も現実だと思います。10代からの視力低下はスマホに原因もあるようですし、SNS利用からのトラブルに巻き込まれるのは情報源の選択肢の乏しさに一因もあるのではないかと思います。例え自分がテレビ視聴や新聞を読まなくともそれらの情報を持つ大人達との交流を持つことのメリットを持たない事のリスクもあるかもしれません。

テレビの報道は信用できないという若者の話を聞いたことがありますが、その若者はテレビどころか新聞も全く利用していないでとの事でした。テレビで得られる情報は確かに少ないですがマスメディアとしての旬な話題は分かり易くキャッチできます。新聞は毎日目を通せば豊富な情報を様々な視点から考えるきっかけになります。気になるのはスマホからの情報だけをキャッチする若者が他の情報源と分断する傾向を感じる事です。他の意見を排除する傾向は危険な罠に引き込まれるリスクが高くなる事は確証バイアスとして認知されています。その予防としてはメディアを偏らないで利用するという事なのだと僕は思うのですね。

 しかしテレビに関して言うと昨今ジャニーズ事務所や吉本興業のスキャンダルの報道姿勢は事と場合によっては偏向もする事を浮き彫りにさせた事で番組はスポンサーの広告である事が改めて思い知らされたとも思います。古くは今もなお刺激的な忌野清志郎のタイマーズの「夜のヒットスタジオ」放送事例は演者が企業に抗うという前代未聞のパフォーマンスだったのですね。

 そんな昨今のテレビ事情においてNHKの役割はとても大きいと思います。受信料で運営するという体制でアンチからは存在価値を否定される事もありますが、NHKはスポンサーに頼らずに安定的に予算をキープできるのですから番組作りはもっとチャレンジ出来るはずです。冒頭の紅白歌合戦でからみましたが冠番組だからこそ攻めの姿勢をもっと見せて欲しいと思うのです。元々NHKは大人の知的好奇心を刺激する番組は民法に比べて圧倒的に多く、攻めの姿勢も強いと思います。幼児向けの番組、相撲、高校野球だけというのはアンチの偏見なのでしょう。趣味趣向を取り払っても「クローズアップ現代」「switch」「NHKスペシャル」等はチェックしてメリットがある内容だと思います。それは専門的なところでの入門から中級レベルに掛けての出会いがあるという事で自分から情報をゲットするネットでは繋がりにくい情報に出会う機会になるのです。そこで更に掘り下げたい情報に出会ったときにWebを活用するというサイクルがいいと思うのですよ・・・

 

 

 

次回の配信はTikTokから

1月25日(木)12:10

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