Danny Heines - Vinishing Borders | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Vanishing borders

2.Faster than alone

3.Kissing lightning

4.Rodeo carousel

5.Dogs in church

6.Piercing with

7.Laughing jungle

8.Boy on a zebra

9.A piano between us

10.Hearing crickets?

11.Steal this string

12.Burning angel

13.Without a trace

14.Iniki's eye

 

Danny Heines(guitars, keyborads, programming, bamboo flute, ocarina)

Kip Kuepper(bass, keyboards, programming)

Celso Alberty, Tom Miller, Keith Terry, Chris Sandoval, Joni Haastrup(percussions)

Pygmies of the Ituri Rainforest(Voices and stick)

Vicki Randle(voice)

Derek Jones(acoustic bass)

John R. Burr(piano)

Jeff Beal(keyboards, flugelhorn)

David Darling(cellos)

 

Danny Heinesのアルバム。1995年発表。

 

この作品で聴ける音楽はニューエイジのイメージに近いものだと思いますが、曲によっては(例えば1や5など、特にエレキギターでリードが演奏される曲は)フュージョンかスムースジャズっぽい感じになるところは面白い点だと思います。

 

この作品にはドラマーはおらず(数曲でDrum/Percussion programmingが使用されています)、さらにベースが入っていない曲も多く、キーボードやパーカッション(Shakers, Caxixis, Cymbalsなど。詳細な記載がありましたが、読みづらくなる可能性を考えて、ここではまとめてPercussionsとしました)、歌声の使い方もあって、かなりソフトでナチュラルな(水辺にいるような、もしくは森林浴をしているような新鮮な空気感)があり、それが心地良いです。

 

ギターの面では、所謂ニューエイジ系フィンガーピッカーに多い(と思う)変則チューニング(に特殊奏法)とカントリー系の印象のリードプレイが特に耳に残りました。前者に関しては、オーバーダブのないソロギターは14しかないものの(ギターのオーバーダブがないものは他に7曲あります)、楽しむには十分だと思います。

 

なかなか良い作品だと思いますが、特によかったのはアコースティックな10(もう少しジャズっぽくして演奏時間が長ければもっと好きだったかもしれません)と歌声とのハーモニーがきれいな2,6でした。

 

全曲試聴は以下のページで可能です。

 

CDです。

Vanishing Borders Vanishing Borders
1,328円
Amazon

 

mp3です。

Vanishing Borders Vanishing Borders
1,600円
Amazon