Didier Lockwood - New World(1998) | 全ての音は音楽か

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New World/Didier Lockwood

 
1.Vieux Pape
2.Autumn Leaves
3.La Manufacture De Sucre Engloutie
4.New World
5.The Last Blade Of Grass
6.My Memories Of You
7.Giant Steps
8.Pentup House
9.Zbiggy: Dedicated To The Memory Of Zbigniew Seifert
 
Didier Lockwood(violin)
Gordon Beck(piano)
Niels-Henning Ørsted Pedersen(bass)
Tony Williams(drums)
Guest artists:
John Etheridge(guitar)
Jean-Michel Kajdan(guitar)
Francis Lockwood(piano)
Produced by Joachim Berendt
Recorded : February 20 - 22. 1979 in Tonstudio Zuckerfabrik, Stuttgart, Germany
 
ディディエ・ロックウッドのアルバム。オリジナルは79年リリースとの事です。
 
主にジャズ(ジャズロック)とプログレッシブロックで有名なプレイヤーがメンバーの作品ですが、この作品はジャズ(ロック)になると思います。
 
ディディエ、フランシスの曲(5はJ-M, Kajdan作曲)とジャズの名曲(2、7、8。8はソニー・ロリンズ作曲)の全9曲。華麗で軽やかな曲と演奏が楽しめる1、4、9。3と6は幻想的。儚さと気品を感じます。少し気取った雰囲気の2、急速調の7、8はヴァイオリンとギターのデュオ。5はエレクトリックピアノ使用。ジョン・エサリッジのギターを堪能する事ができます(彼は他に8と9で演奏しています)。
 
速い曲も落ち着いた曲も、その曲の良さと演奏の充実度の高さのおかげで安心して楽しむ事が出来ます。
 
日本盤では「ディディエ・ロックウッド FEATURING トニー・ウィリアムス」とされているように、プログレッシブロックというよりジャズを強く出した売り方(上に書きましたが、内容もそうだと思います。トニーの演奏ももちろん素晴らしいのですが、元々は誰かをフューチャーしているという事ではなさそうです)になっています。
 
ジャズロックファンには強く推薦したい作品です。最初から最後までしっかり楽しめる作品だと思いました。
 
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