In Concert, Zürich, October 28, 1979(1980) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Senor Mouse
2.Bud Powell
3.Crystal Silence
4.Tweak
5.Falling Grace
6.Mirror, Mirror
7.Song To Gayle
8.Endless Trouble, Endless Pleasure
 
Chick Corea(piano)
Gary Burton(vibraharp)
 
Recorded October 28, 1979
Limmathaus, Zürich
Engineer: Martin Wieland (Tonstudio Bauer)
Produced by Manfred Eicher
 
Chick CoreaとGary Burtonのアルバムです。
 
音色は硬めの響きがあると思いましたが、同時に繊細な部分も感じるようでした。
 
知っている方はReturn to Foreverや二人のデュオアルバムでおなじみの1曲目や3曲目、軽快な2曲目は後年Chick Corea & Friendsとして収録。他にもSteve Swallow作曲の5と8など作品全体が聴きどころと言える内容です。
 
音色だけでなく、曲や演奏からも非常に透明感があると感じさせられます。聴いている時はただ音楽に浸り続けてしまいそうです。もしかしたらこういう場合は、ただ聴くとするより鑑賞とした方が正しいのではないかと思ってしまうほどです。
 
格調の高さも感じさせる音楽です(他と比べてどっちが凄いという事ではありません)。ジャズが好きな方の他にもクラシックが好きな方にもいいかと思います。
 
Dieter Rehmによるカバー写真もとても印象的です。音楽だけでなく、ジャケットなどパッケージも一体となって一つのものを表現しているんだなと思わされます。
 
ただ一つ残念な事は、オリジナルのLPと比べるとI'm Your Pal/Hullo, BolinasとLove Castleの2曲が削られているという事です。僕はまだ聴いた事はありませんが、機会があれば聴いてみたいです。
 
しかし、この8曲でも十分名作に呼ぶに相応しい作品であると思います。
 
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イン・コンサート/チック・コリア&ゲーリー・バートン