Michiel Borstlap - Liveline(2000) | 全ての音は音楽か

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Jimmy Haslip/Michiel Borstlap Electric Band
Michiel Borstlap(grand piano, fender rhodes, nord lead synthesizer)
Jimmy Haslip(bass)
Eric Vloeimans(trumpet)
Jeroen de Rijk(percussion)
Hans Eijkenaar(drums)
Paul Pouwer(sound (A.S.A.P))
 
Produced by Jimmy Haslip/Michiel Borstlap Electric Band
Recorded & engineered by Paul Pouwer
Recorded live February 12, 2000 at the SJU Jazzpodium in Utrecht
Mixed and mastered by Paul Pouwer
 
オランダのピアニスト、ミケル・ボルストラップのアルバムです。
 
ライヴであるからか曲数が6曲と少ないにも関わらず、収録時間は約74分もあります。一番短い曲は1曲目の約10分、一番長い曲は3曲目の約14分です(本当は6曲目が一番短くもあり長くもあります。全体の長さは約15分ですが、一度4分頃で曲が終わった後、9分過ぎにまた流れてきます)。
 
それ程複雑な曲はなく、テンポもミディアムがほとんどで速い曲はありません(リズムの変化や音の強弱のつけ方など、動きのある演奏を楽しめます)が、リズムやピアノとエレクトリックピアノの使い分けなどが面白く、長い曲が続いても楽しむ事ができます(本当は少々聴き疲れをしてしまう事もありましたけれど)。
 
エレクトリックバンドという名前になっていますが、エレクトリックがメインという印象はあまりありませんでした。しかし、ローズやシンセサイザーの使い方は上手だと思いました。スマートな弾き方が楽しめました。
 
トランペットもそうなのですが、なかなか表情豊かな演奏は好感が持てます。知性を感じさせる割とクールな演奏も格好いいのですが、もうちょっと暴れた演奏も聴いてみたい気もしました。
 
なかなかいいライヴアルバムだと思います。
 
Michiel Borstlapの公式ページはこちら
LiveLine/The Jimmy Haslip