Dixie Dregs - Bring 'Em Back Alive(1992) | 全ての音は音楽か

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1.Road Expense
2.Assembly Line
3.Holiday
4.Country House Shuffle
5.Kashmir
6.Odessey
7.Kat Food
8.Hereafter
9.Medley(Take It Off The Top)
10.Divided We Stand
11.Bloodsucking Leeches
12.Cruise Control
 
Steve Morse(guitar)
Rod Morgenstein(drums)
T Lavitz(keyboards)
Allen Sloan, M.D.:(violin)
Dave LaRue(electric bass)
 
Produced by Steve Morse
Executive Producer : Johnny Sandin
Recorded at The Center Stage, Atlanta, GA
 
ディキシー・ドレッグスのアルバム。日本盤は解説がついているだけで、ボーナストラックは無いようです。
 
1の大らかな音風景としっかり決まるユニゾンはディキシー・ドレッグスならでは。スピード感のある2ではそれぞれのソロを楽しむ事も出来ます。ケルト風の曲調が印象的な4。軽快で高揚感のある5はレッド・ツェッペリンの名曲。プログレ風雰囲気の6。壮大な風景がイメージされるようでもあります。7もそれぞれのソロプレイが楽しめます。ケルト風でわりあい落ち着いた8。メドレーの9はtake it off the topにはさむ形で演奏されます。軽快さとリリカルな演奏を織り交ぜて聴かせる10。力強いリフとドラムがロックだと感じさせる11。最後の12は14分半の演奏です。ハモンド風キーボードはレトロなロックの感覚もあります。前半のドラムソロと後半のギターソロもなかなか凄いです。
 
カラッとしてさわやかなアメリカンロックに涼しさを感じさせるケルト音楽風(カントリー風)の要素が混じった音楽はディキシー・ドレッグスのものであり、聴いているとさすがだと思わされます。
 
各人の演奏技術の高さは改めて色々書くまでもないですが、やはり中心人物であるスティーヴ・モース(モーズとも。)の正確なギタープレイは特筆に価します。
 
フュージョンというよりはロックの方に入ると思いますが、プレイヤー音楽志向の方にはいいかもしれません。また、ギターのスティーヴつながりという事で、カンサスなどからちょっと手を出してみたりするのもいいきっかけになるかもしれません。 
Bring ’em Back Alive/The Dixie Dregs