Joe Satriani - Time Machine(1993) | 全ての音は音楽か
Disk 1(studio)
1.Time Machine
2.The Mighty Turtle Head
3.All Alone(also know as Left Alone)
4.Banana Mango II
5.Thinking Of You
6.Crazy
7.Speed Of Light
8.Baroque
9.Dweller On The Threshold
10.Banana Mango
11.Dreaming # 11
12.I Am Becoming Death
13.Saying Goodbye
14.Woodstock Jam
Disk 2(live)
1.Satch Boogie
2.Summer Song
3.Flying In A Blue Dream
4.Cryin'
5.The Crush Of Love
6.Tears In The Rain
7.Always With Me, Always With You
8.Big Bad Moon
9.Surfing With The Alien
10.Rubina
11.Circles
12.Drums Solo
13.Loads Of Karma
14.Echo
Disk 1 Musicians
Joe(guitars, bass, keyboards, vocals, vocal sounds)
Stuart "Stu" Hamm(bass)
Matt Bissonette(bass)
Doug Wimbish(bass)
Jonathan Mover(drums, percussion)
Simon Phillips(drums)
Jeff Campitelli(drums, drum programming, electronic drums, cymbals, hi-hat, percussion, drums in the bridge)
Jon Cuniberti(drum programming)
Bongo Bob Smith(drum programming)
Gregg Bissonette(bass drum)
Tom Coster(organ)
Phil Ashley(keyboards, sequencer)
Disk 2 Musicians
Joe(guitar)
Matt Bissonette(bass)
Stuart "Stu" Hamm(bass)
Phil Ashley(keyboards)
Gregg Bissonette(drums)
Jonathan Mover(drums)
ジョー・サトリアーニの2枚組みCDです。1枚目の10-13曲目は1984年発表のJoe Satriani EPからとの事です。2枚目はライヴですが、同じ日に収録されたものではありません。
1枚目はスタジオ録音ですが14曲目のみrecorded live to two-track...となっているので、スタジオでのジャムを録っていたのかもしれません。
録音やプロダクションの時期も関係していると思いますが、サウンドや曲調は初期~中期あたりのものであると思います。比較的Surfing With The AlienやFlying In A Blue Dreamなどのアルバムに近いイメージではないかと思いました。
曲や演奏自体はいいものもあると思いますが、一方不満に感じる部分もないわけではありません。アルバムに統一感や流れが感じられず、かといってそれぞれが独立しているようにも感じませんでした。そのためバラバラになってしまっているというイメージが強く、それが原因になったのか、曲によっては作りこみ不足というかデモのように思えるものもありました。
しかし、不満ばかり感じていたかといえばそうでもありません。2や7などとてもキャッチーな曲(7はラジオでよく聴きました)もありますし、派手なギタープレイこそないものの、不思議な感じと浮遊感のある1曲目や鋭く透き通るようなギターの音が印象的な5、8のようなシンプルながら綺麗な曲もあります。バナナ・マンゴもなかなか好きです。
このアルバムでよく話題になる事が多い曲が14曲目だと思います。16分10秒の長い曲ですが、一般的なジョーのイメージからは遠く離れている内容だと思います。かなりフリーな感じで、やや混沌として怪しい雰囲気。ジョーのギターはフレーズよりもバッキングと効果音的なものが多いと思います。派手でテクニカルな演奏はありません。スペーシーなキーボードが入るという感じでしょうか。こういうのもありだと思いますが、聴いていて途中で辛くなってしまうのも事実でした。この曲はジョーの他、ベースにダグ・ウィンビッシュ、キーボードにフィル・アシュレー、ドラムにサイモン・フィリップスです。
2枚目は発表当時(1993年)までの有名曲や代表曲を並べたライヴ・ベスト盤のような内容です。最近はCDやDVDでライヴが楽しめ、アンソロジーという2枚組みのベストアルバムも発売されているので、あえてこの作品を選ぶ必要は感じません。曲のテンポやドラム、キーボードの味付け具合などが多少違うくらいです。違いが気になる方やこの頃のライヴを聴いてみたい方、最近発売されたSurfing With The Alienのレガシー・エディションについているDVDと本作以外には未収録と思われる、Loads Of KarmaとEchoのライヴバージョンとジョナサン・ムーヴァーのドラムソロが聴きたい方はチェックしてみてもいいかもしれません。
悪くはないと思いますが、それ程いいとも思えなかった作品でした。チェックするときは、2枚目は有名曲がずらりと並んでいるので、1枚目をより試聴してみると良いかもしれません。もしも初めての一枚を選ぶとしたら、これは避けておいたほうが良いのではないでしょうか。
Time Machine/Joe Satriani
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