David Lee Roth - A Little Ain't Enough(1991) | 全ての音は音楽か

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1.A Lil' Ain't Enough
2.Shoot It
3.Lady Luck
4.Hammerhead Shark
5.Tell The Truth
6.Baby's On Fire
7.40 Below
8.Sensible Shoes
9.Last Call
10.The Dogtown Shuffle
11.It's Showtime!
12.Drop In The Bucket
 
David Lee Roth(vocals & harmonica)
Jason Becker(lead guitar)
Steve Hunter(rhythm guitar & slide)
Brett Tuggle(keyboards & vocal)
Gregg Bissonette(drums & percussion)
Matt Bissonette(bass & vocals)
 
Produced, Mixed By Bob Rock
Derry Byrne, Paul Baron, Ian Putz, Tom Keenlyside(brass)
Marc LaFrance, David Steele(background vocals)
John Webster(keyboards)
Jim McGillveray(percussion)
 
デイヴ・リー・ロスのアルバム。この作品でも豪華なメンバーを起用しています。
 
キャッチーな1曲目はキーボードの音もあってかなり派手なイメージです。2曲目も明るく派手なイメージ。ホーンが入っています。3曲目はへヴィなリフが格好いいです。メロディアスなギターソロもなかなかいいです。4曲目はマイペースに進んでいきます。明るく楽しげな曲調は割とポップな感じもあります。ブルージーな5曲目は夜の冷たさを感じさせるようでもあります。6曲目はストレートなロック。キーボードの音が多少派手な印象を与えるのはここでも同じです。ビートに乗って調子よく進んで行く7。DLR風ブルースといった雰囲気の8。ハーモニカはここで出てきます。ブルージーです。ご機嫌なリフが格好いい9曲目。ギターソロも良いです。スポットライトを浴びている姿が浮かんできそうです。ミドル~スローで割と落ち着いたイメージの10曲目。陰のある雰囲気もあります。速くて勢いのある11曲目。演奏もデイヴのボーカルも解放されたように自由で力を感じます。クリーントーンのギターから始まる12曲目は割とポップなイメージ。
 
デイヴ・リー・ロスというと派手で気楽でバカ(すいません)なイメージが強い人も多いのではないでしょうか。この作品ではバカなイメージはそれほど無いものの、派手なイメージは健在です。
 
気楽さもあるものの陰のあるようなイメージの曲がいくつかある事で、気楽さは多少抑え目になっているような気がします。
 
ブルースロック(アメリカンロック)をキーボードの派手な音やコーラスワークなどのDLR風イメージでアレンジしているような感じも受けました。
 
リードギターを担当しているのはジェイソン・ベッカーですが、うまく順応しているという印象です。曲や恐らくデイヴが考えるものを丁度良く演奏している雰囲気です。スティーヴ・ヴァイの後任という事もあるかもしれませんが、意識して弾いている(もしくはデイヴが弾かせている)ような印象もあります。ソロの演奏は場面場面で良いものを選んでいると思います。速弾きはそれほど多くはありませんが、速弾きを聴きたい方はまず11を聴いてみるといいと思います。
 
余談ですが、2曲目は空耳アワーで「やっべー、終電終電」と紹介されていました。
A Little Ain’t Enough/David Lee Roth