Tak Matsumoto - Dragon From The West(2002) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Sacred Field
2.Fighting Bull
3.Dragon From The West
4.Notteke
5.Riverside Blues
6.Trinity
 
Tak Matsumoto(guitars)
Akihito Tokunaga, Naoki Watanabe, Vagabond Suzuki(bass)
Atsuo Okamoto, Hideo Yamaki(drums)
Akira Onozuka(acoustic piano)
Shinozaki Strings(strings)
 
Produced by Tak Matsumoto
 
松本孝弘の作品です。同時発売で華という作品も出しています。
 
1はスポーツニュースのテーマに使われています。確かに明るくキャッチーです。ミドルテンポでメロディックな2曲目。いくらか歌謡曲風で湿り気のある曲はB'zの延長線上のサウンドともとれそうです。4はベンチャーズ風です。それは良いのですが、打ち込みの音が非常に安っぽいのが気になります。これはいただけません。5はミドルテンポの歌謡曲風ブルース。メロディックで切なげな曲調です。7はストリングスが入る事もあり、曲をよりメロディックにしています。ストリングスとドラムの確かさが核になっています。
 
このCDの曲ではB'zの延長線上、もしくはストックになっていたとも考える事ができるような曲があります。2や5はメロディーを稲葉さんが歌えばそのままB'zの曲になってしまいそうです。
 
1から4までは全て打ち込み、2から4は徳永さんのベースが入ります。5はベース、ピアノ、ドラム。6はそれにストリングスが加わります。
 
サウンドの変化などもあるため初期B'zのデジタルポップス/ロックとはいいませんが、少し雑ではありますが、そうした傾向の作品と捉えてもいいかもしれません。
 
打ち込みのリズムにも多少は免疫が出来てきているつもりでしたが、4曲目だけはダメでした。聴く人によっては全く正反対の評価をする方もいるでしょうが、僕はダメです。この1曲が全体の作品としての質を下げていると思います。この打ち込みは酷いです。
 
B'zのメロディが好きな方にはアピールする部分もいくらかあると思います。松本節も聴く事が出来るので、松本さんのギタープレイが好きな方にもいいと思います。
西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST/TAK MATSUMOTO