ああ、日本の食卓☆世界を変えた作物たち! | 和太鼓×囲碁×子育て 和太鼓教室おんがくの森、おやこ囲碁交流会 のブログ

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世界を変えた食物たちがあります。

これが広まらなかったら、現在の食はほとんど存在しないと言っても過言ではありません。

ヨーロッパ人が最初にアメリカ大陸に渡った、

15世紀ごろのコロンブスの新大陸上陸。


ヨーロッパ人たちにとっては希望の始まり、

アメリカ原住民にとっては悲劇の始まりでした。


ヨーロッパ人たちは、

アメリカ大陸上陸後、

原住民たちを虐殺、そして略奪を繰り返し、

さらには、不衛生だったヨーロッパから、

アメリカ大陸にはなかった病原菌ももってきて、

原住民は絶滅寸前まで追いやられました。

そこに、ヨーロッパ人が大国を建設していく訳ですが、

もし神様がいたら、なんでこんなん許してんの、と思いますけどね。

どこが正義の国じゃらほい。


そして、ヨーロッパ人のアメリカ大陸進出をきっかけに、

これまでにユーラシア大陸、アフリカ大陸になかった、

すごい食べ物たちが持ち帰られます。


ジャガイモ。

トウモロコシ。

サツマイモ。

ピーマン。

トマト。

カボチャ。

ピーナッツ。

唐辛子。

インゲン豆。

パイナップル。

他にもたくさん!!



これ全部抜きで料理作れと言ったら、かなり狭くなりますねー。

品種改良されながら、どんどん世界に広まっていきます。

この中には、今まで荒れ地だった痩せた土地でも元気に育つものもあります。

とりわけ、ジャガイモやトウモロコシは、

栽培がしやすく、家畜の飼料にもなるため、

食肉にも影響を与え、

世界全体の食を豊かにしていきます。


そして欧米列強の軍事力にも影響していくのです。

それから、また、虐殺、植民地支配がさらに強くなっていきます。


ヨーロッパでは、痩せた土地でも育つジャガイモが貧しい庶民の間で、

たくさん栽培され、食べられてきました。

どんどん荒れ地にどんどんジャガイモを植え、耕作地を増やしていきました。

おかげでパンが満足に食べられなかった人々がきちんと栄養を取れるようになり、

人口もどんどん増えていきます。

貧しい土地だと、やること無いので、子作りやってしまうのは、

昔も今も一緒で。食べ物が手に入り勢いづいて行きます、ヨーロッパの人々。


が!!!

ある年から、ジャガイモの根腐れなどの病気が爆発的な大流行。

人口が増えた所で大規模な飢餓が起きたのですから、

もうそれは地獄のようなものだったようです。

数年間で、人口が半減してしてしまう国もあったほどです。

この飢餓が王家への不満を爆発させるきっかけの一つになり、

革命へとつながりました。

それから植民地支配を強め、奴隷などを使い、自分たちの食料を安定させることになります。

まさに食べ物で世界が動いているんですね。


日本では、

中国から伝わった、唐辛子、からいも(サツマイモ)、唐モロコシ、

カンボジアがかぼちゃになったりと、

いろんなルートから入ってきます。鎖国とは言え、しっかりと貿易してました。



韓国と言えば唐辛子の代名詞のような感じですが、

韓国には唐辛子を食べる風習はありませんでした。

伝わってはいたんですが、防寒具として、靴に入れたり、手袋に入れたり。

1600年代に、豊臣氏が朝鮮半島征服を目論んだときに、

熊本の城主である加藤清正が寒さをしのぐため、

唐辛子を食べることを伝えて、

それから、現在の韓国の料理が生まれたんですね。

キムチなんか全部、塩味だったんだからねーー。

伝わってよかった(笑)

美味しいもんね。今の韓国料理。



中国でも先日記事にしたように、現在の北京料理は王宮のもので、

王政が廃止されてから、文化大革命後にその王宮料理の書物をもとにこんな感じ?と作られたもの。

なので、南米産の作物もふんだんに使われますよね。



南米の食べ物は、

それほどまでに世界全体の食生活に影響を与え、

幸せも悲しみも生んでいきます。


現在、外来種、外来種、と叫んでますが。



・・・・・・・これ、全部外来種なんですけど!!!!!!!!

米も麦も馬もヤギも!!!!全部外来種だーー!!

ちなみに、人間が一番自然を壊す外来種ですね。




和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾

メール ongakunomori1978@gmail.com

電話  08033760407