アーカイブス和太鼓☆作曲談義その4! | 和太鼓×囲碁×子育て 和太鼓教室おんがくの森、おやこ囲碁交流会 のブログ

和太鼓×囲碁×子育て 和太鼓教室おんがくの森、おやこ囲碁交流会 のブログ

和太鼓教室おんがくの森・熊本
おやこ囲碁交流会
旅やグルメで熊本を元気にする
YouTubeチャンネルの動画です。

まだまだ続きます!!

作曲談義!!その4になってしまいました。


今日は、アドリブ演奏について、です。


曲を作るうえで、最も手っ取り早いのが、

アドリブを続けて、その中から、曲が出来てくるパターンです。


いろんな楽器とのセッションも、アドリブが出来れば、可能になりますよね。

ポイントを見てみます。


①日ごろ、考えついたフレーズを体に叩き込んでおく。

 リズムを考え付いたからと言って、自分の体が動いてくれるとは限りません。

 アドリブとはいっても、自分の得意なリズム、好きなリズムが

 基礎として、体に染み付いていないと、

 体は動かず、手が止まってしまったりします。

 自分のリズムというのを何種類も、体に慣らしておくことが大事です。

 そこから、叩いているうちに、リズムが変化して、

 新しいものが産まれてきます。


②曲の構成を決めておく。

 アドリブとはいえ、聞き手に分かりやすくするため、

 表現の目安として、曲の構成をある程度、決めておくことが大切です。

 曲の山、谷、テンポ、単調な演奏にならないために、

 もてる限りの力を利用しなければなりません。
 
 その力を、十分発揮するために、

 こういった構成を決め、指標を設けて、

 自分をそこまで持っていくことが必要です。

 これが無ければ、マラソンをスタートから全力疾走するのと同じ、途中でリタイヤになります。

 慣れてくると、大まかなイメージだけでいけるようになります。


③間違いはない、自由な発想を。

 アドリブの演奏に、こうでなくてはいけない、という決まりはありません。

 あるのは、理想のみです。

 4分の4拍子にこだわらず、極端にいえば、8分の7拍子なんかになっていいと思います。

 フレーズの繰り返しも、回数も、自由なんです。

 なんてすばらしいことでしょう!!!

 大空を羽ばたいているような感覚。どっちへ行ってもいい。どこまで飛んでいってもいいんですね。


④各フレーズに対する、振り付けの用意。

 太鼓の曲は、体が動かないと、頭にあっても、止まってしまいます。

 自分のフレーズには、しっかりとした動きも必要になります。

 このパターンが出たら、この動き、

 このフレーズが来たら、この筋肉を動かす。

 これが無意識、自然に出来るようになるまで、

 常に練習することです。

 やらないと、体が忘れてしまいます。

 アドリブが出来る人は、毎日の生活の中で、太鼓から意識を離さない人ではないでしょうか。

 
⑤慣れないうちは、冷静に考えながら。

 この段階では、まだ人前には出せませんが、

 しっかり次のフレーズを考えながら叩くのも、立派なアドリブ演奏です。

 この中から生まれてきた曲もたくさんあります。

 これを叩き込んで、静と動、熱さ冷たさ、いろいろなものを盛り込んでいくと、

 素敵な演奏へと変化していくのではないでしょうか。


☆ここでも、結局は、大切なのは、何を伝えたいのか。

タイトルを決め、自分自身のテーマに沿った、曲の展開をしていく。

自分のソロを演奏する時は、

こういったアドリブではなく、事前に作りこんで、

覚えても、全く問題ないですね。

聞いている人には、それがアドリブか、作りこんだものかは、

全く区別は付きません。

アドリブのいいところは、その場の空気から、

伝えたいことを、内から表現できることだと思います。

しかし、それなりのリスクはありますね。

作りこんだものは、

自身を持って叩けること。自分の意思を、練って練って出せる事が、

長所であると思います。


どちらも、やっぱり伝えることが目的ですから・・・・。


こういったソロから、どんどん展開していって。曲を作ってみるのもいいですね。


とりあえず、一人で太鼓の前に立ち、

太鼓と語り合ってみると、道が見えてくるのかも知れませんね。





和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾

メール ongakunomori1978@gmail.com

電話  08033760407