まだまだ続きます!!
作曲談義!!その4になってしまいました。
今日は、アドリブ演奏について、です。
曲を作るうえで、最も手っ取り早いのが、
アドリブを続けて、その中から、曲が出来てくるパターンです。
いろんな楽器とのセッションも、アドリブが出来れば、可能になりますよね。
ポイントを見てみます。
①日ごろ、考えついたフレーズを体に叩き込んでおく。
リズムを考え付いたからと言って、自分の体が動いてくれるとは限りません。
アドリブとはいっても、自分の得意なリズム、好きなリズムが
基礎として、体に染み付いていないと、
体は動かず、手が止まってしまったりします。
自分のリズムというのを何種類も、体に慣らしておくことが大事です。
そこから、叩いているうちに、リズムが変化して、
新しいものが産まれてきます。
②曲の構成を決めておく。
アドリブとはいえ、聞き手に分かりやすくするため、
表現の目安として、曲の構成をある程度、決めておくことが大切です。
曲の山、谷、テンポ、単調な演奏にならないために、
もてる限りの力を利用しなければなりません。
その力を、十分発揮するために、
その力を、十分発揮するために、
こういった構成を決め、指標を設けて、
自分をそこまで持っていくことが必要です。
これが無ければ、マラソンをスタートから全力疾走するのと同じ、途中でリタイヤになります。
慣れてくると、大まかなイメージだけでいけるようになります。
③間違いはない、自由な発想を。
アドリブの演奏に、こうでなくてはいけない、という決まりはありません。
あるのは、理想のみです。
4分の4拍子にこだわらず、極端にいえば、8分の7拍子なんかになっていいと思います。
フレーズの繰り返しも、回数も、自由なんです。
なんてすばらしいことでしょう!!!
大空を羽ばたいているような感覚。どっちへ行ってもいい。どこまで飛んでいってもいいんですね。
④各フレーズに対する、振り付けの用意。
太鼓の曲は、体が動かないと、頭にあっても、止まってしまいます。
自分のフレーズには、しっかりとした動きも必要になります。
このパターンが出たら、この動き、
このフレーズが来たら、この筋肉を動かす。
これが無意識、自然に出来るようになるまで、
常に練習することです。
やらないと、体が忘れてしまいます。
アドリブが出来る人は、毎日の生活の中で、太鼓から意識を離さない人ではないでしょうか。
⑤慣れないうちは、冷静に考えながら。
この段階では、まだ人前には出せませんが、
しっかり次のフレーズを考えながら叩くのも、立派なアドリブ演奏です。
この中から生まれてきた曲もたくさんあります。
これを叩き込んで、静と動、熱さ冷たさ、いろいろなものを盛り込んでいくと、
素敵な演奏へと変化していくのではないでしょうか。
☆ここでも、結局は、大切なのは、何を伝えたいのか。
タイトルを決め、自分自身のテーマに沿った、曲の展開をしていく。
自分のソロを演奏する時は、
こういったアドリブではなく、事前に作りこんで、
覚えても、全く問題ないですね。
聞いている人には、それがアドリブか、作りこんだものかは、
全く区別は付きません。
アドリブのいいところは、その場の空気から、
伝えたいことを、内から表現できることだと思います。
しかし、それなりのリスクはありますね。
作りこんだものは、
自身を持って叩けること。自分の意思を、練って練って出せる事が、
長所であると思います。
どちらも、やっぱり伝えることが目的ですから・・・・。
こういったソロから、どんどん展開していって。曲を作ってみるのもいいですね。
とりあえず、一人で太鼓の前に立ち、
太鼓と語り合ってみると、道が見えてくるのかも知れませんね。
和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾
メール ongakunomori1978@gmail.com
電話 08033760407