熊本市にある安産の神様です。
神様は基本的に出産の血を嫌うものですが、
出産のときに立ち会ってくれる神様が3人います。
一族の氏神様、トイレの神様、ほうきの神様です。
なんでほうきの神様?と思うかもしれませんが、
ほうきは、元々、神事に使われいて、
お払いなどに使われていました。
使用される木は常緑樹が多かったようです。
お掃除道具になったのは、後の話で、
元来、福をかき集めるものなんですね。
えびす様やお稲荷様の熊手みたいなものです。
こちらは神社じゃないんですが・・・。
日蓮宗のお寺です。
その中にほうき神様がいらっしゃって、古くから安産の神様として親しまれています。
江戸時代までは神社とお寺が一緒になってる所がほとんどでした。
明治の神仏分離令後も、政府が習合してしまった神仏がどっちか分類できないものも多いんですね。
六角堂観音入り口です。
つーの出産の時もお世話になりました。
六角堂観音のご本尊がいらっしゃいます。お堂です。
裏手の丘にほうき神様のお堂がありますので、
観音様の横の階段から上がって。
ながーーーーーーい渡り廊下。
高くなってますので、つーはアスレチックみたいに思ってました。
おお、安産の神様。
こちらのお堂がほうき神様のお堂です。
こうやって、『安産、安産。』と言いながら、
上から下へほうきでなでます。
小さなほうきも頂いて、出産まで毎日やります。
出産3日前から一日一回、
オブラートにお経がかかれたものを飲みます。
腹帯に入れるお守りもあります。
つーが安産係ね。
加藤清正の奥さんのお墓もここにあったようです。
病弱な子を助けてくれる鬼子母神さまや、
水子の供養のお地蔵様もありました。
ほうき信仰は全国各地にあるんですよーー。