本日はスーツのお話を少し書きたいと思います。
タイでスーツ?と思われる方も多いと思います。
ところで日本でスーツを着る場合にはどのようにしてスーツを購入しているのでしょうか?
私も日本で会社員時代は作業着のようにスーツを着ておりました。
細かい事は一切気にすること無く、スーツの量販店で着れれば良い感覚でスーツを選んでおりました。
もちろんワイシャツもワイシャツと銘打ってあれば何でも良しとしておりました。
靴もそれっぽい感じがすれば特に拘りも無く靴の量販店のビジネスコーナーでサイズを最優先にあとは脱ぎ履きのしやすさで選んでおりました。
実はこのスーツについて目から鱗が落ちたと思えることがありました。
それはタイのホテルの時に少しだけ触れましたが、ジャカルタのプルマンホテルでの出来事です。
この時も出張でジャカルタを訪れていたので一応スーツは上下とも着て仕事はしておりました。
そしてジャカルタのプルマンホテルでの朝食時に欧米人と思われる方がスーツ姿で朝食を摂られておりました。
そのスーツ姿に靴にとパリッとした感じが目に飛び込み、自分と重ね合わせてしまいました。
明らかに貧乏臭い全く似合わないスーツを着ていたことが自覚できた瞬間でした。
そこからバンコクへ戻り直ぐにテーラーを調べました。
併せてスーツの事も付け焼刃で頭に叩き込みます。
そして日本人もお客様として抱えているテーラーへ向かい、いきなりのフルオーダーに挑戦しました。
採寸次いでにシャツもオーダーしました。
それまでは100バーツもしないTシャツも恐ろしい金額のする超有名ブランドのスーツでも全くファッションというものに興味が無かった私でした。
今でもブランド名を言われても全く分かりませんというのが正直なところです。
しかしこのタイでいきなりのフルオーダーにトライした事は良い勉強になりました。
それ以来、お客様の開所式、日本の会社で全社員を集めた集会などが有れば、必ずフルオーダースーツを一着仕立てて行くようになりました。
日本でフルオーダースーツとなるとなかなか良いお値段が掛かると思います。
そして時間も掛ると思います。
これがタイであれば生地にもよりますが日本円にして5万円ていどから可能ではと思います。
もちろん仮縫いも含めてになりますが、最速で48時間程度で仕上がったりもします。
裏でどれだけの方が夜通し縫製を行っているのだろうと思うと少し涙が出ます。
街中のテーラーへ行って生地を選ぶ時が非常に楽しい時間です。
諸々細かなオーダーは有りますが、その辺りはある程度お店に任せても大丈夫だと思います。
ただタイの場合はややタイトな方向へ行きがちになりますので、非常に失礼な書き方にはなりますがビジネス用ならば尻出しスタイルには注意した方が良いと思います。
どうしてもタイの暑さなのか文化なのか、ややセクシーな仕上がりになり易いようにも感じるのでそこだけは注意頂ければと思います。
お値段的も手ごろでしかも吊るしといわれる量産品のスーツとは明らかに見た目が異なります。
日本のパターンオーダーよりも更に一層引き立つスーツが味わえると思います。
私が日本の会社へフルオーダーのスーツを始めて着て行った時でした。
顔見知りの事務さんが「え~!」と叫び声を上げた後に私のスーツ姿を似合っていると褒めて頂けたのが今でも記憶に残ります。
それほどまでにタイの安いフルオーダースーツでも効果てきめんです。
さて、本日の最後にこんな方にフルオーダースーツをお勧めいたします。
1番にお勧めしたいのがこれから就職活動を行う方です。
今では黒がリクルートスーツの色とされているようですが、個人的には濃紺が良いのではと思っております。
濃紺の生地でフルオーダーをし、併せて淡いブルーのシャツが回りとは一味違う演出をしてくれるのではと思います。
日本の会社の上司がこれから就職活動を行う息子さんを連れてタイに遊びに来た事があります。
数日上司とその息子さんと3人でゴルフ三昧をしました。
その隙間を縫って上司の方とこの息子さんとフルオーダースーツのテーラーをご案内いたしました。
そしてそのスーツを着た息子さんが面接に臨んだ際に面接官から言われた事です。
「あなたは営業職に興味がありますか?」と言われたそうです。
そして続けて「そのスーツは非常に似合っていて格好良い。営業職希望ならば即採用だ。」と言われたそうです。
同様の事を数社で言われ、見た目の大切さを知ったと上司の方とその息子さんからテーラーを案内したお礼を言われた事があります。
その息子さんは研究職希望だったので営業職での採用は全てお断りしたようですが、最終的には希望通りの研究職に就いているようです。
まさにシンデレラも灰被りの少女のままでは王子様の前に立つ事もできなかったという事だと思いたいです。
そんなスーツに遊び心を持ち込む事の出来るフルオーダーのスーツを是非ともタイでトライして頂ければと思います。
日本でも吊るしのスーツに手を加えることで全く違った仕上がりにもなるのですが。
本日も有難う御座いました。