先日、紹介した行動経済学の本に書いてあったと思いますが、人間は長期的な利益よりも短期的な目の前の利益に飛びつく修正があり、それが損だとわかっていても飛びつくそうです。

 

また、別の本を読んでいる際に、「計画の重要性」について書かれていましたが、計画を立てようと考えを巡らせることによって、成功する確率が格段に上がるそうです。

 

 

この2つをあわせると、やはり計画は立てることが好ましいという結論に落ち着きます。

 

 

特に月間・週間の計画は、誰でも少しの時間さえ作れば作成することが出来るため、必要だと思います。

 

メンバーを持つチームリーダーは計画を立てずに日々を送ると、現場で起こっていることをメンバーより後で知ることの方が多いため、指示や判断がいくら正しくても、

 

メンバーから

 

「だったら、先に言ってよ!」

 

 

というような残念な溜息を聞くことになってしまいます。

 

 

このパターンに気づいたため、計画・予測の重要性を感じた昨年終わりごろから、会議のアジェンダを作成することを習慣化する取り組みを行っています。

 

 

会議の進行役(ファシリテーター)は、事前にアジェンダを作成し、計画性を持って会議に臨むことが好ましいと思います。そうすることで、見通しが立ち、短期的かつ個別具体的な事象だけに偏った議論が進むことを阻止し、GOALに近づく可能性が格段に上がります。

 

また、会議終了後に、すぐに次回MTのアジェンダを立ち上げておくことを推奨しています。なぜなら、メンバーの誰かが、計画性を持って事前に記入したい時に記入すべき場所がないと、「計画的には止めの着手をしたくても出来ない。」「忘れないために、先に書いておきたくても書けない。だから、忘れる。」というメンバーの計画したい気持ちを削ぐことになってしまいます。

 

 

 

また、リーダーも月間計画を作成し、それを4つに分けて週間計画に落とし、毎週通過すべきGOALをメンバーと共に設定し、理解してもらうことも大事です。

 

 

即断即決、行き当たりばったりの判断をしながら年齢を重ね、地位を上げていくと、精度の悪い判断にメンバーや周囲も慣れ、いつの日か、精度の良し悪しよりも、その人が言ったことが正しいから思考停止をして、判断・発言=正しいという空気が流れます。

 

こうなると気分はいいですが、成果は出なくなります。

 

 

 

ということで、計画性を組織でどうやって身につけるか?を考えながら、日々、自社の経営をしています。