連日、シリアのニュースが流れています。
すでに内戦開始から5年半、国民の約半分が家を追われ、30万人が死亡したそうですが、さらに内戦は激化しそうです。
先月、東京で研修を受けていて昼休みに隣の美術館で開催されていた報道展を見に行きましたが、その写真の半分以上はシリア関連。その次はアフリカ各国の内戦でした。
シリア情勢は反政府軍支援のアメリカとアサド大統領側のロシアが敵対していて激しさを増し、多くの人が解決すべきと思っているはずです。各陣営の思惑と現在、過去の事実解釈を互いに変えない限りは解決しそうもありません。
アジア情勢も各国の思惑と自分たちにとって都合の良くなるような歴史認識などを誰もが繰り返す限り、なかなか解決しないような気もします。
これは決して国家間の話だけでなく、会社、組織、個人レベルでもそうなのかもしれません。
改めて争いごとを見ていて感じますが、
「自分は自分の考えと整合性を保つために常に偏ったモノの見方をしていて、色眼鏡をかけているのだ。」
という認識を互いにすることが意外と大切であり、安倍首相が以前言ったように、
「未来志向で物事を解決していくスタンスを互いに持つ」
ことが大切だと感じます。清濁併せ呑むという言葉もありますが、自分が正しいと思い込み、全てを思い通りにいかせようとすると力で相手をねじ伏せる以外に方法はなくなります。そうなると疲弊して誰も喜ばないような気がします。
互いに100パーセントの主張を勝ち取ろうとするのでなく、少しは傷を負っても仕方ないくらいのあそびと懐の深さがないと何も前進しません。
本日は朝から現地の視察。午前中は少し曇っていました。機材も少しリニューアルしました。
なんとなくですが、人気のケーキ店などは鮮やかな色合いのケーキも減り、日本などに近づいてきた気もします。
手前の犬のケーキはご愛嬌。
昼になると陽射しも出て来ました。
人気らしい屋台の鍋屋さんで昼ごはんです。