「僕らは兄弟だし、男同士だ」


「知ってる」


「あってはならないこと。禁忌なんだ」


「分かってるよ、・・・分かってる」


「でも僕は君を手放すつもりはこれっぽっちもない」


「ぇ」


「ずっと一緒だ」




ずっと


ずっと一緒。


あぁなんて、


心地よい言葉。

見上げた空はとても澄んでいて、とてもきれいで、

                                   目眩がした。






1時限目。チュウさんの授業があってるころ。

オレは今屋上に寝転がってる。つまりはサボリだ。

嫌な夢を見て、授業を受ける気分じゃなかったから。



『 天 涯 孤 独 』


『 だ れ も イ ナ イ ん だ よ 』



そう言って笑った自分がいたんだ。

椿がいること、分かってるのに、心がえぐられる感じがした。



「あっちにいけば、オレは独りじゃない、の、かな。」



フェンスをよじ登った。とき。



「何やってんの、・・藤崎!!!!!!!!」



強く腕をひかれて、背中からハデにおっこちた。



「い・・・・ったい!!!何すんだ、安形!!!!」


「何すんだじゃねェよ!!!てか、お前こそ何やってんだ!死ぬつもりか?!」



なんで焦ってんの?お前はオレじゃないでショ?そう言おうとしたけど、できなかった。

抱きしめられてるから。



「おっまえなぁ・・・心配、さすな・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・あんたにカンケーない、よ?」



そう言えば、抱きしめる力が強くなった。



沈黙。



耐えられなくて、オレがソレをやぶった。



「空、ね、空。きれいだよな。あそこ、いってみたかったんだ。」

「でもね、死ぬつもりはないよ。だってさ、だって、ここには・・・」




みんないるもん。




そう言って、笑った。つもりだったけど、

なんで?安形。なんで、悲しそうな顔してんの?



「泣くなよ、藤崎」








見上げた空はとても澄んでいて、とてもきれいで、

                                   目眩がした。

あそこに逝きたいとねがったけれども、

                                   それは必要なかったみたい。





「オレがそばにいるから」



方向音痴。-エール

好き、好き、好き、愛してる


(ごめんルフィ、兄ちゃんもう我慢できねェ)