日曜日の夜、NHKスペシャルで上記タイトルの番組を見た。
現在日本では8割の方が病院で亡くなり在宅死は2割に満たないが、超高齢化が進む今、病床の不足により今後は「家で看取る」ことが求められる時代になっている。
番組は、人口に占める高齢者人口の増加率が全国一の横浜市を舞台に病院や在宅医療の現場をルポ。「在宅の看取り」に何が必要なのかを探っていくものだった。
この番組については、水曜日の深夜に再放送があるので、ぜひご自分で観ていただきたいと思う。
恐らく観る人の経験、知識、状況、感覚によってさまざまな感想に分かれるだろう。
私は実体験を本にしたこともありある程度のことは知っているつもりではあったが、まだ知らないこともたくさんあった。
特に各家庭での介護の現状、それぞれの思い。
つらい状況の中、取材に協力されたみなさんに頭が下がる。
番組では「在宅での看取り」は避けられない、また困難な問題を抱えている、という視点での構成という感じだったり、それをサポートする仕組みや市民の活動に触れていなかったり、ちょっと物足りなさもあったが、まず関心をもってもらう、という点で、とっても大事な内容だと思う。
在宅医の言葉。「これまで医療は命を延ばすためのものだった。これから必要なのは“死に寄り添う医療”だ」
すでに自分が娘に介護されている80代のお父さんが、かつて自分が介護して今病院にいる妻に会いたいかを尋ねられ、「(自分は)看病ができない」と自分の状況を顧みずに心配していたり。
ずっと活動的だった母親が90代で寝たきりとなり胃ろうによる栄養補給により何年も生きながらえてはいるが意思の疎通もできず、床ずれを痛がっている様子に、考え抜いて医師に胃ろうの中止を求める相談をした方。
それぞれの想いが胸を衝いた。
人は必ず老い、死ぬ。
しかし、肉親であったり愛する人については、それを受け入れるのは大変なこと。
そのことが強く印象に残った。
再放送は24日(水)の深夜(日付は25日)午前0時40分~1時29分(NHK総合)
ぜひ、ご覧ください。
また、ネット環境があればGW中の5/5まではNHKオンデマンドでも視聴できる(210円)
最後に、ちょと宣伝になるが、こういった「看取る」ことに向き合うにも、そしてその前の準備にも、私の本が少しでも役に立ってくれたら、これほどうれしいことはない。
『自分の家で死にたい』と言われたら読む本 関屋利治著(中経出版)
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