〝クッション言葉〟って知ってますか?
ビジネスシーンやプライベートでも、
お願い事をするときや断るときなど、
ちょっと言いにくいことを伝えるときに、
人間関係を円滑に進めるために添えるひとこと、のことです。
例えば、お願いごとをするときには、
・「たいへん恐縮なのですが、……」
・「たいへん申し訳ございませんが、……」
・「もしよろしければ、……」
・「もし差し支えなければ、……」
・「ご都合がよろしければ、……」
・「勝手な都合を申し上げて恐縮なのですが、……」
・「お手数(ご面倒)をおかけいたしますが、……」
などと付けたり、
お断りをするときには、
・「あいにくですが、……」
・「お手数ではありますが、……」
・「せっかくでございますが、……」
・「誠に申し上げにくいのですが、……」
・「お気持ちはとてもよくわかるのですが、……」
・「せっかくのお申し出をいただき、
たいへんありがたいのですが、……」
・「ご期待に添えず、たいへん申し訳ないのですが、……」
・「私どもの力不足で、たいへん恐縮なのですが、……」
反論をするときには、
・「確かに、おっしゃることはごもっともなのですが、……」
・「私も同感です。ただ見方を変えると・・・」
みたいに、使います。
働いてる時にはね、使ってましたよ。ちゃんと。
でも、退職して1年近くなり、
周りに気を遣わない日々が続いてる。
それはとてもラクで心地いい
働いているときの気遣いは、
私の場合、最初から身についていたものではなく、
仕事をしながら学習して身につけたもの。
本当に気を遣っているわけではなく、
そのほうが業務がスムーズに進むとわかって
やっていたんだと思う。
だから、忘れる・・・
頭ではわかっていても、とっさに出てこない・・・
先日、今後の茶道教室をどうするかという話題になりました。
今の教室は半年で終了。
先生方のところは、我が家からは遠くて、
とてもじゃないけど毎週通う気にはなれない。
我が家の近くのほうは、先生方からも遠いので、
紹介いただくとしても、あまりよくわからなそう。
どうしようかな~と思っているところです。
先生「このあとはどうするの?」
私「ちょっと遠いので、先生方のところには通えないかな、と思っています。家の近くでどこかあればいいんですけど、なければカルチャーセンターみたいなところでもいいかな、と。」
先生「それもあるわね」
というやりとりのあと、別の方(Aさん)に
先生「Aさんは?どうするの?」
Aさん「今のこの教室はすごく楽しくて、一緒のメンバーもすごくいい方たちばかりで、先生方もとても優しくちゃんと教えてくださるので、できたらそちらに通いたいんですけど、やはりちょっと遠いので・・・・無理かなと思ったりしています」って。
そうそう、これよこれ
この赤字の部分がクッション言葉ですよ。
ちゃんと気遣いがでてますね。
私は必要事項のみ
簡潔だけどね。気遣いが足りません。
「木で鼻をくくったような」といわれる言い方です。
悪気は全然ないんですけどね。
私とAさん、言っていること、結論は同じだけど、
受取り手の印象はまったく違います。
こんな風に、長年、頑張って身につけたものを、
どんどん忘れていきますね~。
いけませんね。
人とのつながりは大切です