■今日は、茨木 のり子さんの詩を紹介します。
この詩は、平成進化論で知ったのですが、感銘を受けた詩でした。
誰しもが、自分ではなく周りに原因を押し付けている。
けどこの詩は、全て自分由る。
と言うことを明確にかつぱさぱさにかわいていく心に響くしです。
ここから--------------
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
ここまで----------
2012年10月4日 No.838