傾く(かぶく)
同世代の中村勘三郎さんが亡くなられました。
寂しいですね・・・・
型破りな歌舞伎役者と言われていますが、実は歌舞伎という言葉は「傾く(かぶく)」から
来ているということを、遠い昔、大学の講義で聞いたことがあります。
歌舞伎役者とは、色々な事柄、モノに傾く(かぶく)、いわゆるトレンドセッターであり、イノベーターで
あったというのです。
昨夜のテレビで昔のインタビューで、奇しくも勘三郎さんが
「もし僕が江戸時代にいて、その時代にエレキギターがあったりロックがあったら真っ先に取り入れて
いたでしょう」なんてことをいってらっしゃいました。
そうなんですね。歌舞伎とは古典芸能ではなく、時代を先どる芸術家集団であるべきだと思っていたのか
もしれません。
人間国宝とか紫綬褒章とかもらうと、どうしても頭の固く、気位の高いイメージがあるのですが
実は歌舞伎役者というのは非常に柔軟な発想と厳しい伝統をバランスよく持った
才能あふれる人間臭い人たちなのかもしれません。
そこがまた多くの人を魅了しているのだと、勝手に思っています。
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ご冥福をお祈りします。
