昨日の投稿『どうする家…』14話で
書き忘れていたことがありました
毎回言うように高次脳機能障害の私
下書きやメモしているのに
消してしまったり すっ飛ばしたり
そんなワケで 弟が入院前のことを付け加えます
入院騒ぎの少し前
夫の弟は当時通っていた施設の紹介で
生活支援のヘルパーさんに来てもらえることになった
自分で身の回りのことができるように
教えてもらいながら一緒にするという感じらしい
いつも来てくれるのは男性ヘルパーさんで
優しくて話しやすいと弟は喜んでいた
年齢はだいぶ下なのに
まるで兄のように慕っているようにも思えた
(実の兄ちゃんはこんなに心配しとるのにィ~)
それまで通っていたのは障害者就労施設
通院介助を頼んでいたのは別の事業所
そして新たにお願いしたヘルパーさんは
Aという事業所で
高齢者から障害者まで様々な人の介護サービスを行っている
弟の話によると
入院前の夏の猛暑のとき
炎天下で毎日数時間草取りをさせられ
食欲がなくなってあまり食べていなかったと言う
太り過ぎが心配だったほどの体が短期間に痩せたので
かなり気にはなっていたんだけど それほどだったとは…
そこの責任者兼支援員が父と密かに悪巧みをしていること
弟がそのオッサンとケンカばかりして気が合わないということ
それらを踏まえて 夫はそこと手を切ろうと考えた
来てくれているヘルパーさんをとても気に入っている様子から
そのA事業所に支援員と生活支援ヘルパーと通院介助を
一括でお願いすることにして
あのオッサンがいる施設とは契約を切ることにした
もちろんそれを一番希望したのは弟本人だ
そして退院前に手続きをすませたら
なんと あのオッサン
A事業所に電話して怒鳴り上げたというのだ
弟以外は重度の障害者ばかりで仕事にならないので
唯一草取りとかの肉体労働ならできる弟を手放したくなかったらしい
A事業所には迷惑をかけたが
手を切って本当に良かった
ここから前回の続き
弟の退院前カンファレンスに夫の代理で参加した私
カンファのメンバーは新たに契約したA事業所の支援員
入院していた病院には訪問看護がないので
来てもらうようお願いした病院の訪問看護師
そしてそれらをまとめる立場でつなげてくれた
入院している病院の相談員
その相談員の”おねえさん”(当然年下じゃけど)
私の顔を見るなり
「○○(名字)さん!私、お目にかかったことありますよ。
お母さんが入院されてたときいつも来られてたでしょ。」
姉御肌ってのがすぐわかるような頼りがいのある”ねえさん”だ
私はその人のことを覚えていなかったのだけど
長年に渡って母が入退院を繰り返し
弟も通院しているので
夫の家族のことは昔からよく知っているとのこと
家庭の状況を説明するにあたり
これまで書いてきた【義父の悪行】の話せる部分だけざっくりと話した
特に 夫や私に何の相談もなく母を施設に無理矢理入れたこと
それを話すときはつい涙が溢れてしまった
すると そのねえさん
怒りも含んだ呆れ顔で さらっと言ってのけたのだ
「あのお父さんね、
よぉ~く存じ上げてますよ。
ホントどうしようもないお父さんですよねぇ。
無責任極まりないというか…」
初めて話した訪問看護師さんは驚いた顔をしていたが
A事業所の支援員さんとは契約のとき話をしてあったので…
そんな感じで強い味方を得た私
A事業所の支援員さんにも 訪問看護師さんにも
込み入った内容まできちんと聞いてもらえて良かった
そこで耳にしたことで驚いたのは
前に通っていた施設のあのオッサン
A事業所だけじゃなく病院にまで電話をして
騒ぎ立てたのだと言う
相談員ねえさんとA支援員さん
「まるでヤ○ザみたいでしたよねぇ。」
それ以外にも当然のように
入院中の弟にも電話をしていたらしい
弟によると
前の責任者が辞めてそのオッサンに代わってから
職員も通所者もやめる人が続出だったそうだ
そんなこんなで心配事は尽きないが
とりあえず使える制度は全て使って
いろんな人に助けられながら
人工肛門(ストーマ)を着けた弟の自宅での生活が始まった
ストーマそのものと必要な備品は
決められた業者から通信販売で購入しなければならない
その役目だけは私に回ってきたのでネットで注文することに
訪問看護師さんが時々電話してきて
「○○が残り少ないので注文お願いしますね。」
「わかりました。連絡ありがとうございます。
弟はどんな状態でしょうか?」
本人が上手く説明できなかったり
時々小さな嘘をついたりするので
看護師さんの話が直接聞けて助かった
そして予定よりは長くかかったけど
なんとか回復した弟の体
今年2023年7月
人工肛門閉鎖術という手術を受けるため入院
無事 元の体に戻れたのだ
が、しかし…
その間にも義父による悪行は積み重ねられていた
夫「どうせそういうヤツじゃけ、そんなことじゃろう思うとった。
あのジジイが自分の父親じゃ思うたら情けのうてやれんようになる」
夫の怒りや憤りは傍にいる私にも理解できないほどのものなんだろう…
つ づ く
こんなん書くのええかげんしんどいわぁ