いやいやホンマ

 

このシリーズがこんな長期連載になるとは…

 

情けない泣

 

 

というワケで

 

夫は自分の父親とコミュニケーションを取る

 

ということが全くできない状態ガーン

 

 

「怒りが爆発したら殺すかもしれんけぇのう。

 あんたや子どもらのためにそれはできんし

 ワシもあがぁなジジイのために

 犯罪者になんかなりとうない。」

 

なんとも悲しい父子なのです

(それも全部義父の悪行のせいじゃけど…)

 

 

そういえばコロナ直前 こんな出来事もあった

 

 

ある日 夫の弟が来て

 

「ジジイが入院したらしい。」

 

は?汗うさぎ

 

弟によると

 

いつものように…というのは変なのだが

 

孫娘と一緒に出かけた父

 

娘がひとりで帰宅してそう言ったという

 

 

「どこの病院?」

 

「言わんけぇわからん。」

 

同居している叔父である弟に対して

 

普段全く口をきかない娘

 

まぁそれには娘なりの理由があるのだが…えー

 

その話は思い出せたら後日魂

 

 

父に電話をかけても出ないので

 

とりあえず通っている病院へ電話して聞いてみたスマホ

 

「いいえ、入院されてませんよ。」

 

母や弟が通っている大きい病院へも聞いてみたが

 

同じ答えが返ってきたスマホ

 

 

するとしばらくして父から電話がかかってきた

 

「おとうさん、どこへおるん!?」

 

「なんで知っとるん?」

 

ニヤけた口調で言う

 

「弟が言うてきたけぇ○○病院と△△病院へ聞いてみたけど

 おらん言うてじゃし、どこへおるんよ!?」

 

「□□の病院」

 

「はぁ?凝視

 

話によると

 

夫の娘がジイチャンに

 

映画を観に連れて行ってくれと言ったので

 

一緒に観ていたら

 

腹部の激痛に襲われ

 

救急車で運ばれたのだとか…救急車

 

「孫娘には明日は仕事があるんじゃけぇ電車で帰れ言うたんよ。」

 

「もう!なんで言うてくれんのん!!

 私が午後から行くわぁ。」

 

「あんたぁ無理ができまぁ。来んでもええよ。」

 

「私以外行くもんおらんがぁ。」

 

ってなワケで

 

電車に揺られること数十分電車

 

 

夫の車では時々来る町だけど

 

電車で降り立つのは初めてだキョロキョロ

 

 

高次脳機能障害があると初めての場所って

 

脳が戸惑うから困る真顔

 

単純に怖いとかいう精神的なものじゃない

 

上手く説明できないけれど

 

なんかやっぱり機能に障害があるんだなぁって感じるネガティブ

 

 

幸い 病院は駅のすぐそばだったので

 

私でも間違えることなく辿りつけた病院

 

 

病室へ行くとヒマそ~にしているジイサン

 

とりあえず書類を書いてナースステーションへ提出

 

医師の説明を聞いても私の頭じゃようわからん

 

まいっかてへぺろ

 

ジイサンのグチに付き合うこと2時間

 

「そろそろ帰るよ。」

 

「もう帰るんか?」

 

「夕方になるけぇね。」

 

「ほうか、もうそがぁな時間じゃったか。」

 

 

しっかり疲れて帰宅泣

 

その後 仕事から帰ってきた夫に報告

 

当然のことながらまた激怒ムキーハッ

 

もちろん娘にも激怒ムキーハッ

 

 

土曜日に家の近くの病院へ転院させてもらうよう手配して

 

渋る夫と一緒に電車で迎えに…

(ジイサンの車は映画館に置きっぱなしなのでそれで帰る)

 

が、しかし!

 

医師によると

 

転院は必要ない 退院でOK

 

え・・・魂

 

 

「ジジイを転院させたらもう家へは二度と帰さん!!」

 

と話していた夫

 

そのまま山奥でも島でも空いてる施設へぶち込む勢いだったのに…

 

 

こりゃあ もめたらいかんと

 

夫が映画館まで車を取りに行ってる間

 

「おとうさん、『すまんかった』の一言ぐらい言うてぇよ。

 だいぶ機嫌損ねとるんじゃけぇね。」

 

とんでもジイサンに言い聞かせる私

 

夫が来ると仕方ないのうといった顔で

 

「すまんかったのう。」

 

つぶやくように言うジイサン

 

横目でにらみ黙ったまんまの夫真顔

 

 

言うまでもなく

 

帰りの車内の空気は

 

これまでになくめちゃくちゃ重かった・・・。

 

 

 つ づ く

 

 

今日は軽い話だったね~うずまき