当初 ここまでブログにぶっちゃけるつもりは
全くなかったのですが…
ふたりでたくさん話し合ってきて
夫「我が家の負の歴史と現状を記録してほしい。
わかってくれる人には知ってほしい。」
これまで親しい友人と身内にしか話していなかったこと
あれこれ綴っていきたいと思います
~家売るときの夫の涙~は前後編にしようと思ってたのに
長くなっちゃったので中編も加えました
夫と出逢い たくさんの会話の中で
今回書くことにした夫の家族のこと
初めて聞いた時はさすがにちょっとビックリ
直接会ってから1年くらい経った頃
初めて自宅へ
それが前回書いたデカすぎる家
それまではまだ友人感覚だったので
(え・・・私、こんなとこにはよう住まん)
というのが正直な感想
南向きのデカ過ぎる家
玄関も広すぎィ~
入ると左側には
L字型のバカみたいに広いLDK
そのデカ過ぎるリビングの片隅で
50代バツイチ男だった夫は
妙に質素に暮らしていた
無理もない
父親によるローン地獄の真っ最中だったのだから
そして 玄関に入って右側は…
「見ちゃあいけん」
と言うので
実際に目にするのは少し先のことになる
そして何回めかに行ったとき
私の前で初めてその右側の戸が開かれた
ゲッ!
なんじゃこりゃあ~!!
六畳と八畳の和室二間に広縁
雨戸が閉まっていて暗いその二部屋に
ワケのわからん物がいっぱい
ぐちゃぐちゃに・・・
あ~ よく見たら
立派なタンスと座卓があるわ
でもその上にも
ごちゃごちゃといろんな物がぁ~
気を付けて歩かなければ
ゴミだかなんだかわからない物を踏んでしまう
これだけでもショックが大きいのに
更に驚いたのは
八畳間の奥の引き戸を開けるともう一部屋
そこは八畳間を2つくっつけた大きさの
つまり16畳の洋室だった
・・・と、
冷静になるまでには時間がかかった
なぜなら
そのデカイ洋室の入り口に
めっちゃ汚い布団が二組敷きっぱなしになっていて
その周りには生活用品らしき物とゴミのような物が
入り乱れて置かれていて
そこも和室と同じく雨戸が閉まっていて暗く…
一瞬では何なのか把握ができなかったのだ
「これ、何?娘さんとお父さんはどこで寝てるの?」
「そこ。」
・・・はぁ!?
激しい衝撃の後
どのくらい佇んでいただろう・・・
よく見ると
あ~ そこにテレビがあるわ
あの奥には冷蔵庫も
タンスもあるし
ぐちゃぐちゃ衣類の塊はよく見たらハンガーラックじゃわ…
ああ あれは一応本棚かぁ~
マンガたちがかわいそうじゃなぁ…
人間 驚き過ぎると感情がなくなるということもあるらしい
最初の衝撃が酷すぎて
なんか不思議とそれ以上は感情が湧いてこなかった
後になって冷静になると
20歳過ぎた若い娘が
あんなところであんな生活をしてるなんて…
と かわいそうになった
夫に聞いた話によると
「部屋を片付けろ」
「いらない物は捨てろ」
「2階にも部屋はあるんだからジイサンとは別に寝ろ」
度々話して聞かせてきたけど
ふたりとも全く聞く耳を持たなかったそうだ
前回も書いたように
ローン地獄で残業や休日出勤だらけだった夫は
日曜しかまともに休めず
その日にまとめてコインランドリーへ行ったり
掃除機をかけたり
その他の用事をこなしていると
あっという間に月曜日が来るという暮らし
実際 娘とゆっくり話したり
一緒に片づけたりする時間なんてなかったんだろう…
私と会うときも
「ごめん、今日は一旦家に戻って洗うもん持って来る。」
コインランドリーにもガソリンスタンドにも付き合った
最初はすごく申し訳なさそうにしてたけど
デートらしいこととかは特に望んでたワケじゃなかったし
先に事情は聞いてたから
貴重な日曜日にバス停まで迎えに来てくれて
ありがとね~って感じで付き合っていた
そして いろいろ考えながら
とんでもジイサンと娘の愚痴を聞きながら
時は過ぎ…
2018年秋の終わりごろのこと
夏も冬もエアコンがんがんで雨戸を閉めたまま
16畳のゴミ溜まりに暮らしているジイサン(父)と娘に対し
夏は扇風機だけで汗だくで 冬はコタツだけで震えながら
エアコン使わず節約生活を続けていた夫
ジイサンが水道の水を出しっぱなしにしていることを注意すると
娘を連れて出て行き 母と弟が暮らす実家で暮らし始めたのだ
そう あの大量のゴミだか何だかわからない物を放置したまま
近所の人には
「バアサンが具合わるうなったけぇ
あっちへ戻ってワシが看てやることにしました。」
と、イイ顔をして…
当然のことながら 夫は怒りに震えまくっていた
つ づ く