二件目の弁護士事務所ではベテランの弁護士と若い弁護士の二人体制で話を聞いてもらえた

 

先ず、はっきりと言われたのが

 

これは高齢者による知的障害者への虐待案件である

きちんと体制を整えるべき

 

ということだ

 

緊急課題としては先ず弟を分離

A事業所とは別な施設へシェルターとして一時的に入れる

ジジイとA事業所の息のかかった所から離して、その間に成年後見人を付け

その後見人が贈与は本人の意思によるものではないことを立証する

できるかどうかはその後見人次第だが名義を弟に戻すことは不可能ではない

とにかく弟をジジイとA事業所からわからない場所へ隠すことが必要

そういう事を理解してくれる施設もあるので社協へ相談して施設を紹介してもらい後見人を付ける準備をする

 

本来、贈与にはかなりの理由が必要

正当な理由がなくジジイが勝手にしたのであれば後見人の手で元に戻す

それができないようなら後見人からジジイを訴える

ジジイの言い分はあるだろうがそれは作り話だと証明できれば良い

 

見解としては分かるのだが、現実には難しい

A事業所を信じ切っている弟を無理矢理にはもちろん、騙すような形を取ってでも他の施設へ連れて行くというのは不可能に近い

頭は5歳児位でも体格は私よりも大きい56歳のオッサンなのだから

 

 

娘の件については

 

本人が自覚しなければどうにもならないが、かなり根が深いので現状を切り崩す事を考えなければならない

医療保護入院、措置入院等の手段を取りジジイから離すことはできる

とりあえずは病院へ行くと言って騙す事にはなるが落ち着かせ洗脳を解く為の一時的な措置

 

まるでカルトから抜け出させる時のような話だ

専門家である弁護士から見るとそれ程深刻な事なのだと改めて実感したが、娘は仕事を続けているし、そもそも病院へ連れ出す事自体が難しい

 

私がジジイを精神的な被害で訴える事は出来ないものか質問してみた

 

出来なくはないがどういう事があったのか精神的なものは証明が難しい

次男が離れ孫娘も離れればそこでようやく思い知るのではないか

訴えて怒らせると逆効果のように思う

 

今回も約1時間に及ぶ相談を終えた

 

 

後日、母の遺言の時にお世話になった司法書士事務所へ行き、弟の成年後見人を引き受けてもらえるかどうかの確認も含めて今回の弁護士さんの見解内容について相談した

 

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次回はその司法書士さんによる見解を書きます