●ワクワクすることをやりなさい

本田健×バシャールツアー参加のため、
ロスアンジェルスに行ってきました。

今では日本に来ることはないそうですが、
1990年代には日本での講演会がありました。
バシャールとの初めての出会いはその時。
たしか27年前くらいです。

観客からどんな質問をされてもバシャールの回答は、
お決まりのフレーズです。

「ワクワクすることをやりなさい」

この言葉は、とてもとてもインパクトがありました。
でも、27歳の私は、反射的に思いました。

「ワクワクすることをやれとは言っても、それで食えるわけない」
「仕事を楽しいなんて思えるわけない」
「お金を稼ぐのは大変」
「男は女を養うもの。そんな甘いことなんて言ってられない」

 

●25歳過ぎたら売れ残りという時代

そういえば、私が社会に出たばかりのころ、
こんな会話を耳にしてびっくりしました。
「あのお局様、もう26歳なのに、まだ結婚してないんだよね」

当時は、24歳まで結婚するのがあたりまえ。
25歳を超えて結婚できない女性は売れ残り。
女性の結婚をクリスマスケーキに例えていた時代でした。

「男とは女性を養うべき」
という考えもベースにありましたから、
デートしたら割り勘はありえない。
女性はおごられるのがあたりまえ。

女性は結婚したら働かないで主婦になる。
男性の仕事は「好きな仕事をする」ではなく、
「経済的に豊かになる」の一択。

とまあ、
今の50代以上の世代は、
おおむねこんな価値観の中で生きていたわけです。

そんな時代ですから、
「ワクワクすることをやれ!」
という言葉がいかにインパクトがあったかおわかりいただけますでしょうか。