営業時代、
「この人は素敵だなあ」
「この人とは話が合うなあ」
と感じたときは、かなりの確率で商談が成立しました。


人は、見えないエネルギーを体から発しています。



『あなたに好意を持っています』
『あなたが気に入らない』


というのを、言葉にせずとも
伝えているようです。


 

だから、営業は、
「人を好きになれる人」が
多くの商談を得れます。


 

営業マンは、
相手を好きになるように、
相手の良いところを見る工夫が必要です。

 


しかし、営業をしていると、
中にはどうしても好きになれない相手と
話をせざるをえないときもあります。

 


そんなときは、

「この人とは合わない、次へ行こう」

と、すぐ切り捨ててしまうのではなく、
イメージの力を活用しましょう。



 

対面しているのなら
自分の両腕が相手の肩をがっちり親しげに
掴んでいるイメージを
思い浮かべます。


電話営業でも同じです。



自分の腕が相手のところまで伸びて、
相手の肩を掴んでいるイメージを作ります。


握手をしたり、抱き合っている姿でもいいでしょう。


 


私たちの行動の大多数を支配していると言われる
潜在意識は、イメージと事実の見分けがつきません。



一流のスポーツ選手は、
イメージの力を最大限に活用しています。


シャドウボクシングも、イメージ活用の一つですね。

 



相手の肩を抱いたり、
親しげに握手をしたり、
抱き合っているくらいの相手なら、
よほど親しいに違いない、
私はこの人が好きなんだと
脳に勘違いさせるのです。




すると、そのイメージが
ボディランゲ―ジや声の調子などに
良い影響を与えてくれます。


 


「心の中で思い描いたことは必ず実現する」


いろんな成功哲学に書かれている言葉ですね。



この言葉は本当です。


私たちはイメージしたことに無意識に左右されています。


このイメージを対人関係にも使うことで、
うまくいかない相手とも
今までとは違った関係を築けるようになります。