営業マンは、
お客様の反論に対して
反撃をしてはいけません。

それではせっかく築いた人間関係も
崩れてしまうという話を
昨日のブログに書きました。

 

「その商品は高すぎるねえ~!」

「いや、これはですね…」



このように「いや」「でも」「しかし」等の接続詞を使うと
相手の心に無意識レベルでブロックができてしまいます。

その後、どんなに説得力のあることを言っていても
お客様の心にはまったく響きません。



 

では、どのようにすればいいのでしょう?

 


まずは、意に沿わない事を言われたら、
相手の言葉を繰り返す。

「そうですよね。高いですよね」



このように、まずは共感するのです。

 

その後に、

「と こ ろ で 、
 この商品は最高の部品を使用していて、
 耐久性が従来のものと比べて2倍になります。
 だから、コストを考えると、
 みなさん安いくらいだとおっしゃってくださるんです」


 

「そうなんですね+ところで」というパターンは、
「YES・BUT法」に対して、
「YES・AND法」と呼んでいます。



また、「だから」という接続詞を使うことで、
自分の主張にきちんとした理由があるように伝わります。


「そうですね、ところで~」

「そうですね、だから~」



このパターンは、
反論したくなった時の必須アイテムです。



否定をすると、
どんなに自分が正しいことを言っても、
聞き入れてもらえなくなります。


 

自分の意見を、
すんなりと受け入れてくれやすいようにするには、
接続詞ひとつの使い方しだいで変わります。


 


心理学の実験で、
コピーで並んでいる人に割り込みをお願いするときに、


1,「コピーを先にさせてください」
2,「急いでいるので、コピーを先にさせてください」
3,「コピーをしなければならないです。だからコピーを先にさせてください」


2と3のように、
「だから」と同じく、「~ので」を入れるだけで、
譲ってくれる人が3倍増えたという結果があります。


3のように、正当な理由とは思えない内容でも、
接続詞を変えるだけで承諾率が激増したというのです。





接続詞の使い方だけで
相手への説得力が増したり、
相手に引き受けてもらえるなら
使わない手はないですね。