「主人との会話が無い」

「一緒に暮らした当初の彼はたくさん話してくれたのに、
今は必要なこと以外話してくれなくなった」



このようなお悩みを持つ女性は多いようです。


 

女性にとって、一緒にいて会話が無いというのは
けっこう苦痛なもの。


一緒の空間にいるだけで、
「一緒にいる」という感じがしない、寂しい。


もしかして愛情が無くなったのでは?



男性が話をしてくれない、会話が無いと、
女性はこう感じてしまうようですね。

 



私もそうですが、
たいていの男性は今日一日の出来事を
事細かに他人に報告するようなことをしません。



日々の出来事を家庭で話さないのは、
話すほどの問題ではないから話さないだけです。


愛情が無くなったとか、
話をしたくないとか、
そういった理由ではないんですね。




言語学者のデボラ・タネン教授によると、
男性にとっての家庭は
外の競争社会と違って
自己顕示をしなくてもいい場所、やっとの思いで
沈黙を満喫できる場所、
だそうです。



男性にとって会話は、「情報」のやり取りですが、
女性にとって会話は、「心」のやり取り。



この男性と女性の性質の違いが、
こうした誤解を生みだすのでしょう。



女性は、男性の会話が少なくなったからといって
愛情が無くなったと考えるのではなく、
「ここが安らげる場所なんだ」ということを
念頭に置くといいですね。



そうすると、
「なんで最近話してくれないの!?」
とイライラしたり、男性を責めたりすることが
なくなります。



男性は、女性にとって会話は
心の通じ合いをする手段であることを念頭に置き、
なるべく家庭での会話を持つようにすれば
トラブルが少なくなるかもしれません。