前回は、「雑談にも準備が大切」というお話をしました。
しかし、いくら準備をしていても、
自分のまったく知らない話題になったり
得意じゃない分野の話になったりすることも
あると思います。
そういうときは、
慌てて無理に話を合わせようとはしないこと。
知ったかぶりをすると、必ず後の方でボロがでます。
また、知らないからと言って、
「そのことについてはちょっと分かりませんね。
それよりも…」
と、自分の得意な話題のほうに
持っていくのも、NGです。
「人の話を聞けない失礼な奴だ」
「身勝手な人…」
という印象を与えてしまいます。
知らない話題、自分の得意じゃない話になったら
「質問」の出番です。
「休日はどう過ごされているんですか?」
「先週は、ゴルフに行ってきたよ。
大体月二回か三回はゴルフしてるねえ」
「ゴルフですか!
私、ゴルフはまだやったこと無いんですが、
ゴルフの最大の魅力ってどんなことでしょう?」
「そうだねえ。
ゴルフはやっぱり、年を取っても、運動神経が無くても
一生付き合っていけるスポーツだってことかな。
それにゴルフ場の開放感といったら…」
このように、
質問をすればたいていの人は
快くいろいろ教えてくれます。
自分の知らない分野の知識を
増やすチャンスです。
この会話で得た知識は
次の機会に、別の人との雑談で
また使えるかもしれません。
何より、質問は、相手に
「私はあなたに関心を持っていますよ」
「あなたの話を聞きたいと思っていますよ」
ということをアピールできる大切な手段なのです。
「知らない話題になったら、質問」
を心がけることで
雑談はどこまでも広がりを見せることができますし、
人間関係の繋がりがより深くなりますよ。
どんどん質問をしていきましょう。