プレゼンテーションの場で、
会議の中で、
あるいは何気ない雑談の場で、
自分が話したことに対して、
反対意見や批判を言われてしまったとき、
あなたはどうしていますか?
・「でも~」「しかし~」とすぐ反論する。
・相手の話を最後まで聞かずに、
自分の意見を言う。
こういう対応をしてしまうという人は、
とても多いようです。
人は誰でも、反対意見や批判を言われたら、
攻撃的になってしまったり、
反発心が芽生えるもの。
冷静に考えれば、
自分の意見に対して反対や批判をされているだけなのに、
「自分のすべてを否定されている」
という気持ちになってしまんですね。
しかし、
反対意見を言われたときには、
すぐに反論したい気持ちを抑えて、
最後まで相手の話を聞くことが大切です。
そして、「ありがとうございます」と、
まずは言いましょう。
これが、あなたと相手の心を通い合わせる
魔法の言葉です。
そうした後に、「そのことに関しては~」という風に話をすると、
驚くほど自分の話を受け入れてもらいやすくなります。
反対意見の後に、
すぐムキになって反論してしまうと、
余裕が無いように受け取られたり、
よけいに反論をあおってしまうことになります。
あなたの意見が素晴らしいもので、
たとえ相手を論破できたとしても、
本当の意味で分かり合うことはできません。
相手の心にはきっとしこりが残るでしょう。
ぐっと腹の立つ心を抑えて、
まずは魔法の言葉「ありがとう」
と言ってみましょう。
自分の意見を受け入れてほしければ、
まずは自分から相手の考えを受け入れることです。
考えてみると、反対意見など自分にとって耳の痛いことを
言ってくれる人というのは、
人生にとって、とても貴重な存在だと思いませんか?
褒めてくれたり、
いつも賛成をしてくれる人がいるのもありがたいことですが
それでは人間的にいつまでたっても
成長できません。
相手の人は、
自分のために自分が気づかないことを言ってくれているのです。
『私のために言ってくれてるんだな。ありがとう』
心からの気持ちで受け止められるようになるといいですね。