「人前で話すのが苦手で…」

「情報発信したいけど、
文章を書くのが嫌いで…」



このように、
苦手なもの、嫌いなものって
ありますよね。



苦手、嫌いで済めばそれでいいのですが、
どうしても克服しなければいけないときもあります。



苦手であったり、嫌いなものは
そんなすぐに「好き」に変わりません。



だけど、克服したいと思うなら、
とっておきの克服法があります。



まずは言葉の使い方から変えてみましょう。


 

次の二つの文章を読んでみてください。
できれば声に出して読んでみましょう。



「私は人前で話すのが苦手です」
「私は人前で話すのが“まだ”苦手です」



いかがでしょうか?
“まだ”この二言を付け加えるだけで
かなり印象が違うのではないでしょうか?



“まだ”という言葉は
今現在、それが苦手であることは認めています。

だけど、これから先はどうか分からない。


“まだ”を付けることで、
そんな希望を含んだニュアンスの言葉に
変わります。

 


どうしても苦手だけど
どうしても克服しなければならないことがある場合は
“まだ”を付けて、言うように心がけてみましょう。



「あの人のことが許せない」

ではなく、

「あの人のことがまだ許せない」



「英語の発音がうまくできない」

ではなく、

「英語の発音がまだうまくできない」


 

言葉の力は強烈です。


中でも、自分の言葉は
自分の潜在意識に最も強烈に残り、
行動に影響します。



だから、
普段から自分にどんなことを言い聞かせているかというのは
とても大切です。



いろんな自己啓発書で
「前向きな言葉を言おう」
と書かれているのは
そのためですね。



ただ、
苦手なものや嫌いなもの、できないことを
無理やり「好き」「できる」と言い聞かせるのは
自分に嘘をついていることになり、
逆効果になる場合があります。


潜在意識は矛盾を嫌うからです。

 


でも、“この先はどうなるか分からない”
そんな思いを持って
言うなら、どうでしょうか?



苦手なものを得意、嫌いなものを好き、
できないものをできる、と、無理やり言うよりは
スムーズに受け入れられる気がしませんか?


そこへ向かう努力も
きっと希望にあふれた、楽しいものになるはず。




今はどうでも
これからはどうなるか、誰にも分かりません。



自分への期待をこめて
ぜひ、“まだ”という言葉を付けてから
言ってみるように
してほしいと思います。