コミュニケーションでは、「何を言うか」というのは
実はそれほど重要ではありません。



「どのように言うか」が大切です。



例えば、
「ごめんなさい」という言葉。



口ではそう言っても、
ムっとしている表情や、
顔をそらせて話されたのでは、
謝ってもらっている感じがしないですよね。




世界中の人を演技で感動させるハリウッドスターは、
素晴らしいセリフを言うから評価されているわけではありませんね。



セリフはどちらかというと
監督や脚本家が考えることです。



そのセリフを言うときの表情や声の使い方が魅力的で、
人を共感させたり、
感動させるのです。


 



コミュニケーションが上手な人は、
話の聞くときの表情や
声のバリエーションも豊かです。



表情でポイントになるのは、
口角の上がり具合と、目の開き方。



 


基本的には、口角は上げて話すようにするといいでしょう。



また、話を聞くときに、
口をぎゅっと結んだままの人がいますが、
自分の話を聞いてもらっていない感じを与えるので
ほんの少し開き気味にして聞くほうがいいようです。




また、
興味深い話をしてくれているというサインを伝えるには
目を見開くことです。
まゆ毛を上げるようにしてみると
表情豊かに見えるのです。


 



電話営業だと、表情は気にしなくていいんじゃないか、
というと、そうではありません。



電話営業のときでも、
表情豊かに、身振り手振りをつけて話したほうが
声の感じや言語外情報で
電話越しの相手に伝わるものです。




私が以前、電話営業をしていたときは、
社員は机の前に鏡を置いて、
自分の顔の表情を確認しながら
会話をしていました。



良い笑顔をしているか。
話を聞くときの表情は豊かか。



そんなことを時折確認しながら
お客さんと話をしていると
表情が豊かになり、
表現力も増します。




どんなときでも表情を豊かにして
会話することを心がければ
話が弾みやすく、
信頼関係も築きやすくなりますよ。