組織では、地位が上になってくるほど責任が増し、
なかなか周りの社員と打ち解けて話すことが
少なくなってきますよね。


弱音を見せてはいけない、
下の者たちの良い見本にならなくてはいけない、
なめられてはいけない、


という思いが強すぎると

普段のコミュニケーションも
ぎくしゃくしてしまいがちになります。



でも、弱いところを全く見せようとしなかったり
あまり自分の情報を表に出そうとしない上司というのは
部下からしたら、
なかなか打ち解けにくいものです。


上の立場にいる人こそ、
自分のことをオープンに、「自己開示」していきましょう。


自己開示とは、過去に起こった出来事、
自分の問題や素直な気持ちなどあえて他人に伝えることです。


「自己開示」は、
心の距離を縮めるのに効果的といわれています。


自分からどんどんプライベートなことなどを話すことで
人間関係は親密になっていきます。



自己開示は、自分の失敗談などを入れるとより効果的です。


「この人でもこんな失敗をするんだ」
「こんなことで悩むんだ」


と思うと、人は親近感を抱くものです。


自分の部下にそんな格好の悪い話をするなんて…、
と抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、
そういう話をできる人こそ、「器の大きい人」と思ってもらえるものなのです。


サイバーエージェントでは、
社内のコミュニケーションがより円滑になるように
役員全員がブログを書き、仕事のことからプライベートまで
いろんな話題を公開しているそうです。


すばらしい取り組みだと思います。



仕事だけの関係だと、いざ業績などが行き詰ったときに
本当の意味で協力しあえません。


プライベートや、過去の経験や失敗談など、
いろんなことを分かち合えて、
真の協力関係が生まれます。


どんどん自己開示をしていきましょう。