ヤンキースの松井秀喜選手と、キングカズこと三浦知良選手の対談を見ました。
カズが「還暦まで現役でいたい。ワールドカップに出たい」といった言葉が印象的でした。
サッカーの常識的でいったら、40歳でやれている人は皆無。
カズといえばJリーグ発足後、スーパースターとして脚光を浴びていた人。
その経験があるのにもかかわらず、J2という今までとは天と地ほど違う扱いも受け入れて、
現役にこだわり続けて、今もベストを尽くしているところはすばらしいです。

過去すばらしい成績で脚光を浴びたけど、今沈んでいる・・・
そんな人は世の中にたくさんいると思います。
過去にこだわらず、やりたいことにこだわる彼に見習うところがありそうです。


■考えるということ

よく、お客さんの言い訳で、「しばらく考える」という言葉があります。
あなた自身も結論を出す出さないで迷ったときによく使うかもしれません。
「よく考えてからにしよう」

最高の人生を送るために必要なものは、「自分を見つめる時間だ」ともよく言います。
つまり、自分のことをいろいろ考える作業ですね。

何かうまくいかなかったときに、いろいろと考えますね。


この「考える」というのはどういうことでしょうか?

あなたは「考える」ということをどう定義しますか?

辞書を引くとこう書いています。

「大辞泉」
かんが・える【考える・勘える】
知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。判断する。結論を導き出す。


■NLP的に「考える」とは?

NLPコーチング的にいうと、「考える」とはどういうことでしょうか?
それはどんな質問をするのか?
そしてそれにどう答えるのか?

この二つに過ぎないという解釈です。

決断に迷ったときはこんな質問を問いかけます。

こちらの方法を選んだらうまくいくだろうか?
その時に、もしうまくいかなかったらどうなるのか?
その結果は受け入れられる範囲だろうか?
・・・どうしよう・・・。

ここで重要なのは、どんな質問を投げかけているか?

NLPで、二種類の質問の仕方があります。
「問題誘導」と「解決誘導」です。

部下に失敗したときに、上司がどんな質問をするのかの例です。

①問題誘導
何が悪かったの?
問題は何なの?
なぜこんな問題がおきたの?
どのように失敗したの?
なぜそんな事をやったの?

どうでしょう?こんな質問をよくもらいますね。
そうです!あまり建設的で先につながる話にはならないですよね。

でも、案外こんな質問を私たちは、無意識に自分自身にしてしまっているかもしれません。

「何でこんなことをしてしまったんだ」
「なんで俺は売れないんだろう?」

②解決誘導
次回は具体的にどういう結果を目指しますか?
その結果を得るには何をすればいい?
今回のことで学んだことは何?


このように、上司に問い詰められたときに、どうすれば成功するか?
ここにフォーカスされたらどうでしょう?

すべてが学びに変わりそうですね。
同じように、自分自身に未来にフォーカスした質問を投げかけることが重要です。

人生は質問の質で変わります。
あなたは、「考える」という行動をしているときに、
どちらの質問をしているのでしょう?

しっかりとチェックしていきましょう。