4月3日
■ ビジョナリー・カンパニー② ハリネズミ
前回に引き続き、ビジョナリーカンパニー②で思ったことを書きたい。
ハリネズミの概念というのがある。
古代ローマの寓話に「キツネはたくさんのことを知っているが、ハリネズミは肝心要のことを知っている」
偉大な人は、ハリネズミなのだ。偉大な足跡を残した人は必ずこう言われる。
『すばらしい見方だが、単純化しすぎた。』と批判を受けている。
しかし、理解を深めると、本質は単純であることを知っているのだ。
飛躍した企業は全て極めて単純な概念を確立して、これを判断基準として全ての決定を下していた。
一方余り成長しなかった会社は派手な戦略によって足をすくわれている。
■ 3つの円
飛躍した企業では、戦略を決めるその起訴として3つの主要な側面を理解している。
① 自社が世界一になれる部分はどこか?
② 経済的原動力になるのはどこか?
③ 情熱を持って取り組めるのは何か?

セールスでいうと、第一に持って生まれ持った能力にぴったりで、世界でも有数の力を発揮できる。
その仕事で充分に報酬が得られる。
情熱を持っており、仕事が好きでたまらず、仕事をやっていること自体が楽しい。

これで偉大なセールスにならないほうがおかしいくらいだ。
ただ、世界に名を残すくらいのセールスを目指すのでなければ、生まれ持った能力は、他の二つで充分カバーできる。
「野球でメシを食いたい!」と思ったら、プロ野球だが、日本全体で200~300人しかなれないらしい。何十万人という野球少年の中から00人の枠に入るのはものすごい能力が必要だろう。
しかし、あなたが目指しているのは何人中でのトップだろうか?
日本で5万番目の優秀なセールスマンでも充分成功しているほうかもしれない。
生まれながらの話のうまさはあまり必要ない。ただし、生まれながら人間に対する好奇心や興味を持っているかどうかは大きい要素だ。
二番目にやっても充分な報酬にならないとしたらすぐ転職したほうがいい。情熱を持ち、報酬が手に入り、人に対して好奇心を持っていたら売れるのは間違いない。

好奇心を持つには感受性が必要だ。この感受性は、どちらかというと顔色を伺うとか、ビビリのの性質を持っている人がとても高い。
その特質は、一般的にはマイナスに見られがちだが、すばらしいリソースだ。
相手をしっかり観察する力は人に対しての好奇心なしには磨かれない。
自分が気が弱いとか、ビビリだから向かないというのは間違った見方かもしれない。
その特性は宝の泉になる可能性がある。
もし自分が気が弱いと思っているのなら、トップセールスの能力を持ってるといえるので、ぜひ全国で5万番目くらいは目指して欲しいと思う。

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ネタはいくらでもあるけどなかなか紹介しきれないので、質問に答える形もとりたいと思います。
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