スイスでのセッションのお話(1)パーキンソン病の方からいただいたお礼の電話 | 日本・ヨーロッパで活動中・国際スピリチュアリスト講師・叶礼美(かないれみ)のブログ

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スイスでの個人セッション。

クライアントさんからいただいたバラ・・・


当初、個人セッションは1日だけの予定にして、あとはお休みと観光にしようかなと思っていたのですが、スピリットガイドからのメッセージの後、セッションを受けたいという電話が鳴りやまずで、結果的に再びお休みを返上して、3日間、朝から晩まで、個人セッションを行いました。(それでも今回のスケジュールではお受けできなかった方もいらして申し訳なかったのですが・・・いつか次回に。)

3日間の個人セッションでお会いしたクライアントさんのなかには、障害をお持ちの方や、戦争で家族を亡くされた方、事業やお仕事について、うつや健康問題の解決、人生について、さまざまなテーマをお持ちの方がいらっしゃいました。

皆さんが笑顔を輝かせて帰っていかれるのはいつでも嬉しいことです。スイスでも素晴らしい反応やフィードバックをいただいて、皆さんにまたスイスに来てほしい、と仰っていただきました。

今回、クライアントさんの中に、パーキンソン病を患っているA氏がいました。

当初A氏は娘さんとご一緒にカウンセリングにいらっしゃいました。メインは娘さんのことだというのです。でも、娘さんへのカウンセリング・アドバイスは20分程度で終わりました。お父さまであるA氏への回答も終わりました。

それでも時間が十分あるので、パワーストーンセラピーをトリートメントさせていただけませんか?と私から、提案して、実際にトリートメントを行いました。

クリスタルアキュパンクチャーはDr.マーガレットがパーキンソン病を患ったことにより創始されたセラピーです。ですので、クリスタルアキュパンクチャーならきっと何か助けになれるはずと確信していました。何より、トリートメントをしなくてはと感じたのでした。

トリートメント中、彼が生涯、与え続けた人であること、愛溢れる人であることなどを、感じたままに話していくと、彼の目から涙が何度となく溢れました。昔から持っていた慈善事業への信念と情熱、途上国での慈善事業のことなどを、ぽつぽつと話し出してくれました。

ス ピリットガイドが「ペン」のイメージを見せてくれたので、「書くこと」についてお話ししていきました。彼自身の人生、事業の経験や、途上国での慈善事業の こと、人生の価値、哲学が含まれた、大切なことを若い人々に教えるような本をお書きになるのが次のステップです、という話をしました。

すると娘さんが、「彼(父)は新聞や雑誌に記事をよく書いていたのよ」と教えてくれました。

二人は素晴らしくいい気分だと喜んで、しかし次のクライアントさんが来る時間であったので、お帰りになりました。私は引き続き次のセッションのために部屋に戻りました。

翌日、私に伝えてほしいメッセージがあると、オーガナイザーのルースに電話がかかってきました。

「REMI,トリートメントを、本当にありがとう。温かな挨拶を送ります。トリートメントの後、過去10年もの間、あんなによい気分なったことはありませんでした。今日は、ほとんど震えませんでした。長い間、あんなふうに二階へ歩いて行けたことはありませんでした・・・」

それを聞いて、心から安堵を感じ、目に涙が浮かびました。

パーキンソン病が進行し、一度は薬の大量摂取によって命を失ったDr.マーガレットが、スピリットガイドからクリスタルアキュパンクチャーセラピーを与えられて復活し、70歳を超える今も、震えることもなく、精力的に、元気に活動しています。

ですので、たとえパーキンソン病を患ったからといって絶望したり、病気を罰や間違いと捉えて二重に苦しむ必要はないこと。病気の発現は何かを変えるサインでありチャンスなのだと捉えましょうということ。病気に対してできることがあるという可能性を受け入れること。そして彼の人生には次のステップがあり、人生には社会的、経済的な成功以上に、より深くより大きな意味があるのだということをお伝えしたのでした。

セラピーを学んだスイス人のセラピスト(A氏の親せき)にやり方を教わって、父娘がセルフ・トリートメントを継続してくれるようです。“自分にも何かできることがまだある”ことに気づくことができることほど、病気療養中の人の心と体を、絶望から救い、力づけることはないのではないでしょうか。

私が体を壊したとき、「それ(自分で治癒すること、生きたいように自分らしく生きること、痛みなく、病気に悩まされずに生きること=私がそうしたいと思っていたこと)が無理だと、誰が言ったのか?」

という声が何度も何度も、頭の中で聞こえてきました(いつも大切なメッセージが聞こえたり見えたり感じられたりしていたのですが、誰から?ということは問うていませんでした)。「そうだ。そうだよね。誰が無理だと言ったんだろう?そしてどうしてそれを信じ込まなくちゃいけないんだろう。そうしなくても、もういい」。

私は生まれてからずうっと虚弱で病弱で病院やクリニックなどにかかってばかりで、母に「20歳まで生きてくれるなんて思いませんでした」と手紙を貰ったほ どです。ですから自然療法やセラピーなどを学ぶ前は、低血圧、低体温、病弱で免疫力がほとんどなく、しょっちゅう体調を崩し、インフルエンザや肺炎にか かっては、抗生物質をはじめ処方薬をたくさん飲んでいたのです。(今は感染症にもほとんどかからなくなりました)

でも、次第にさまざまなものごとに次々と導かれ、「自分にできることが、たくさんある!ということを確信したとき、世界が変わったほどの衝撃を受けました。

つまり、お医者さんに頼らなければ、自分は無力で、病気のなすがまま。自分にはそれに変化を引き起こすだけの力はない。という意識でいるときは、薬の副作用や、症状や、病気そのものに完全に受動的に従っているという状態に近いわけです。それは被害者のような意識であると言え、自分はその運命に対して無力であると信じ込んでいる。意識や信念には力があるので、潜在意識がそのように捉えていれば、そのような状態が現実化します。

逆に、お医者さんや薬が必要な状況があるけれども、それだけでなくて、何かしら自分を健やかで心地よい方向へと導いていく、習慣(食事や思考や感情やライフスタイル)を変えることは、少しずつできると考えてみましょう。習慣を少しずつ変えていくと、自分を少し変えることができる。そうして、人生を変えることができるという意識に変わる。自分は無力ではない。起きた出来事に対して受け入れることは大事、でも受け入れることは諦めることとイコールではない。それについて、自分なりに対処していくこと、このこと(病気や障害や体質なども含め)から学んでいくとき、私は人生の課題に取り組んでいるのだ、と思っていただけたらと思います。

だから、自分について学んで、自分とは本当はどれほどのパワーを持ち合わせた存在であるのか、について、そして自己治癒力や免疫力、恒常性について学び、自分の人生を取り戻していく、ということがとても大事なのですね。

西洋医学を否定しているわけではなく、投薬を否定しているわけでもありません。

根本的な原因に対処することの必然性を、誰でも経験する可能性がある。自分の場合は、そのさまざまな方法に自然に導かれていくべき時期であったのだと思いますが、どこへ行っても、何をしても治らない、そんなときは、何か自分でほかにできることがあるのかもしれない、その可能性へ導かれているのかもしれない、と、アプローチを変えてみることも一案だと思います。

私もお医者さんにかかることがあります。ただ、根本的な原因に対処することなく、症状だけを抑えて終わりにする、ということを、私は自分のために、できるだけしないようにしています。

理由は、症状が何か出るときと言うのは、必ず理由があるもので、必ず学べること、必ず変化させたり、解決したり、改善できることがあるからです。そうして、よりよいパターンや人生、運命そのものすら、より好ましい方向へと変えていくことができるということを、知っているので、ということなのです。

ただし、処方されている薬をお飲みになっている方は、急にやめたりしないようにしましょうね。何か異常や異変を感じたら、まずは情報を集めましょう。そして大事なことは、病院に行って検査でもなんでも必要なことをすること。そして、いろいろな治療方法などについて重要な決定をする前に、症状や病気について勉強してみましょう。補完的な、または代替的な、あるいはより根本的な改善方法はあるのかと。探し始めると、見つかるものです。そしてトライすること。手ごたえを感じたら、補完的に、しかしひょっとすると徐々にメインとなるかもしれませんが、これでいこう。と思える方法があるはずです。何らかの方法が。

諦めないで、希望をもって。自分の習慣を少しずつ変えていくことは、誰にでもできることです。スーパーマンでなくても、スーパーウーマンでなくても、いいんです。病気になったことで、自分は何か悪いことをしたのかな、間違っていたのか、と悩む必要はありません。

病気とは、ただ、何かを変える必要があるよ、と身体が教えてくれているメッセージなのですよ、ということなのです。かく言う私も、出産後、卵巣が腫れて、マーカーの数値が高かったので、医者から手術を勧められるという出来事がありました。そして、手術の前に、できるだけのことをしたいと思いますといい、実際に本気で取り組みました。

そして1年後、マーカーの数値は正常に戻りました。お医者さんはすごく不機嫌そうで、もう来なくてもいい、くらいの勢いでしたが、私は本気で取り組んで本当によかった、と思いました。でも、手術の可能性を完全に否定したり排除していたわけではありません。できることを全部試してそれでもだめなら、そのあとに考える。と思っていたのです。それができる状況であったので、ということではありますが。(なので早急に処置が必要という方や、のんびりできない状況であるという方もいらっしゃるでしょうから、いろいろご自分で調べて勉強して検討して、しっかりと自己責任で判断をなさってくださいね。)

そんなお話や私自身の体験談なども交えて、明日のセルフヒーリング講座で、お話させていただきますね。

というわけで、明日は自分をケアする方法を学ぶ素敵な時間を、ご一緒に過ごしましょう