祈り - 死とは、生とは | 日本・ヨーロッパで活動中・国際スピリチュアリスト講師・叶礼美(かないれみ)のブログ

日本・ヨーロッパで活動中・国際スピリチュアリスト講師・叶礼美(かないれみ)のブログ

世界一の教育国フィンランドの教授も訪れる、米国認可登録スピリチュアルスクール・ワンネスインスティテュートの代表によるブログです。国際認定スピリチュアリスト365日実践メール講座を配信中
https://onespilabo.com/mailmagazinelp?am_prfl

ニュージーランドから2013年3月11日朝に書いたメッセージをお送りします。

*-*-*-*-*
3/11 今朝は起きてすぐに、短い瞑想から始まりました。

2011年の大震災で亡くなられた方の冥福を祈るとともに、被災された方々の心や体の回復、被災地の復興や復旧がすすみ、安心して生活できるようになることを、心より願っております。

私はいまニュージーランドのオークランドという街にいます。ニュージーランドのクライストチャーチでも、2011年2月に大地震を経験し、街はまだ悲しみに包まれていることを、現地を訪れた人から聞きました。

世界中で毎日、飢餓、暴力、病気、戦争、災害など、さまざまな理由で人が亡くなっています。

人類の始まりからずっと、人は生まれ、時が経って、この世を去ります。生きている間に、何を学び、気づき、経験を集積し、それらをどのように人生に統合して生きるのか。
そうして人は成長し、進化してきました。

今日、もし自分が死を迎えたとしたら、子ども、家族は、耐え難い悲しみを感じることになるでしょう。それでも、それらの経験から何かを学んでいってくれるで あろうことを、私は深く信頼しています。そうして人は前へ進んで行きます。生きて行きます。生きて、人間としての生から経験を得て、霊的に成長していきま す。

肉体を失っても、私たちは永遠に生きていく存在です。亡くなった方々は、ご自分が亡くなっても、存在していることに驚かれるかもしれません。多くの人は、亡くなれば、無に帰ると信じているかもしれませんが、亡くなって初めて、死とは思っていたようなものではなかった、と気づくことが多いのです。

死を、起きている出来事を、霊的な視点から捉えてみましょう。

始まったものはいつか終わりを迎えます。けれど、終わりは始まりであり、何かが始まったとき、何かが終わりを迎えます。それが、万物が存在するありようです。

姿形は変わっても、本質は続いて行きます。わたしたちの肉体は滅びても、スピリットが生きるということは続いて行きます。多くの場合、また新しいレッスンや目的を携えて、肉体のなかに生まれていきます。そしてまた自身という魂を磨き、さらに成長するという機会を得るのです。それらを転生と呼びます。そして転生を通じて、私たちは霊的に成長し、進化していきます。

いま共に生きている人々、転生を受け入れ、心から愛し、自身にできる最善を尽くしたなら、,大きな感動と、穏やかな笑顔を湛えて、この今生という舞台を去ることができるでしょう。

スピリチュアルに生きることとは、スピリットの意識で「生きる」ことであり、ワンネス意識とは、究極的にはありてあるものすべてと「一つ」に合一していくことです。

今年も、そのような道を学び、そのように生きたいと願う方々、霊的な理解を必要とする方々とお会いし、その方たちがもっとも必要とする霊的な援助を差し出すことができるご縁がつながることを、願っています。

ワンネスインスティテュート
REMI