高校を受験した生徒の母です。
受験から合格発表までの約一週間、皆さんそうだと思いますが、落ち着かない日々を過ごしました。
決して無理を押し切って受験したわけでもなく、それなりに努力をして、試験の手応えも悪いものではなく、ただ、内申が若干低いのが心配ではありましたが、きっと受かっていると信じていました。
いよいよ合格発表の当日、掲示板の前で発表の時を待ちました。
先生がゆっくりと合格者の受験番号が書かれたパネルを開く・・
「!ない・・」
その時の、我が子の悲痛な小さな叫びが、今も耳から離れません。
ホントだ、ない・・ないんだ・・ないんだね・・
私はなぜか目に焼き付けるようにもう一度掲示板を見つめ、我が子に、「行こう」とだけ言い、歓喜の渦をすり抜けるように、さっき来たばかりの、駐車場への道を早足で歩きました。
ふと、先に目を向けると、同じように残念だったのでしょう、セーラー服の子とご両親が前を歩いていました。
無言で車に乗り込み、来た道を戻りました。交差点に立つ、交通整理の先生が、気まずそうに目を伏せたのがわかりました。
「もう、この学校に来ることはないんだな・・」
そう思いながら、我が子の心中を慮ると、胸が締め付けられるように苦しくて、それから家に着くまでの間のことは、あまり覚えていません。
しかし、あれから何日か経って、気持ちも切り替えて、親子共々元気に過ごしています。今回の受験の結果としては残念なことになりましたが、そのことによって初めてわかったことがいくつもあります。
そんな、不合格体験記を、忘れないうちに書いてみようと思いました。




