目黒区虐待死事件母の獄中手記「結愛へ」を読みました。
DVとご本人の性格や資質的なものが出会ってしまって、明らかに普通じゃない状態であることはわかる。
なぜ逃げなかったの?と思うのが普通だと思いますが、逃げられないように追い込むのと、追い込まれてしまうような性格や考えかたというものがあると思います。
「苦しいことから逃げるのは悪」という考え方があって、これは理不尽なことから逃げることには当てはまらないのですが、それがわからなくなる状態があります。客観的に見て明らかに逃げるべきなのに、逃げない。助けを求めない。
帯には「彼女は、あなただったかもしれない。」とあります。ふと娘のことが思い当たりました。学校が辛かったときの娘の口癖は「どうしようもない」でした。ひどく憂鬱で不機嫌。辛くても我慢、諦めて、自分さえ我慢して3年やり過ごせば。そういう考え方でした。人に嫌だと言ったり断ったりすることが何よりも苦手な娘。人に言うくらいなら自分が嫌でも我慢して引き受ければいいという考え…めんどくさいからこの場さえ自分が我慢してやり過ごせばとごまかして…(そのくせその分のストレスは家族に向かっていたので甚だ迷惑だった)。似たところあるよね、と娘に言うと、苦笑い。でも、最後は言えたもんね、私に、学校の先生に。きっぱりと辞めたいです、別の道を行きますって。だからそれでいいんだよ。嫌なものは嫌。変えられるものは変えて、その責任を自分で負うんだよ。