娘が在籍していた高校に最後に荷物を取りに行った日、帰宅して荷物を出そうとした時に、手紙が入っていることに気付きました。

 

A4に印刷された文字。一瞥して先生からの手紙だと気づいた私は、ものすごい勢いでザッと読みました。激しく感情が動くのがこわくて、じっくりと読むことができませんでした。

 

一つわかったことがあります。とにかくそれは学校の先生とは思えないような辿々しい文章で書かれていました。ものすごく、言葉を選んで、書いてくださったことがわかりました。担任として高校を去っていく生徒に向ける言葉…さぞかし書きづらかったことと思います。

 

そうか、こういう手紙は、美文で書いてはいけないんだ。ならなくていいんだ。こんなときに流れるような美しい文章では、事務的な冷たい手紙になってしまう。こういうときの手紙は、こんな風に辿々しくて、言いにくいという様子がそのまま、なんて言って良いのかわからないというのがそのまま表れている、そういう手紙が良いのです。

 

学校とその教育方針に、殊に一部の子には合わない最近流行りの授業のやり方とか、色々言いたいことはありますが、先生のそのお気持ちは、有り難く受け取りました。一生忘れません🙏(いや忘れるかも)

 

 

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